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あとがき
五月も今日で終わりです。皆様、いかがお過ごしでしょうか？ 今年になってから新しい作品を創り本にして「あとがき」を書く度に、コロナウィルス新型肺炎について触れているような気がします。
流石に今月は、大分収束しましたね、と申し上げられると考えていたんですがー。確かに一時的には収束に向かうかに見えたものの、緊急事態宣言がやっと解除されたものの、また都市部では感染者が増えたり、集団感染が起きたりして、〝第二派到来か〟とも囁かれているようです。まったく、怖ろしいことです。
ですが、前作の「あとがき」にも書きましたように、こんな先の読めない時期だからこそ、いつも通りに毎日を大切に生きることが大切だと考え、できるだけ用心しつつ普段通りに過ごしております。
今月は「王宮の陰謀」第三部をお届けします。何と第三部！ ここまで続くとは作者自身も考えていなかったのですが、このお話のネタは第二部の第三話を執筆中に思いつきました。
第三話では、まだ五歳の紅順王女が初登場します。王女の乳母朴尚宮もほんの少し出番があり、朴尚宮の人となりを説明する描写で、彼女の息子たちのことにも触れました。そのときに思いついたお話です。
長くなりそうなので、じっくりと取り組みかったこともあり、前編と後編に分けました。これから後半となるわけですが、なかなか前編での布石をきちんと拾ってゆくのも大変そうです。
でも、ずっと取り組んできた愛着のある物語なので、今まで活躍してくれた登場人物に報いるためにも渾身で取り組みたいと考えています。
さて、私事ですが、これから例年通り、六月と七月は充電を兼ねた放送大学大学院の単位認定試験の勉強のためにお休みを戴き、七月下旬から活動を再開する予定です。
なので、後編を書くまでに少し間があるので、余計にドキドキしそうですー笑
今年はコロナのせいで大学院の試験も例外的に自宅受験に切り替わりましたし、伸び伸びになっていた息子の専門学校の入学式もついに行われず、今年は学校そのものが中止になりました。
なので、急遽、彼は大学に復学し、またお寺の仕事をこなしつつ学生として頑張っています。
私も毎年、愉しみにしている初夏の関西方面への小旅行は中止としました。明日から緊急事態宣言も解除され、高校は本格スタートです。自粛休みが長過ぎ、緩みきっているため、早朝の弁当作りは堪えそうですー笑
高校は何と夏休みは実質十日で、延期になっていた授業の遅れを取り戻すみたいです。それでも、まだこれから予定通りにいって何とか一学年が無事に終われば良いですが、第二波が来てしまったら、九月新学期開始というのも本当になってしまうかもしれません。
我が家は次女、三女がそれぞれ受験生なので、これからの動きは本当に気がかりです。
それでは、どうか皆様もくれぐれもご自愛下さいませ。
次回作でお目にかかるのを愉しみにしております。
今回も最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。
東 めぐみ拝
二〇二〇年五月三十一日