【モンゴル皇帝の孫にして高麗の王】二つの祖国を持つ若き王の苦悩と愛 韓流時代劇「王は愛する」感想 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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皆様、こんにちは。

 

昨日は一日、雨で肌寒さを感じたのですが、今日は天気も回復し、薄陽が差しています。

 

こうなると、また少し暑くなりますねー笑

 

昨夜は韓流時代劇「王は愛する」第二巻後半を観ました。

 

 

うーん、やっぱりよく借りられる人気作だけあって、面白いワ。

 

昨日は、普段から対立している父、高麗王と息子の世子の相克が表面化しました。

 

対立とはいえども、専ら父王が息子を敵視しているだけのようですが、、、

 

しかも、その父子対立を煽り、自分の立場を有利にしようとする輩がいつの時代にもいるようで、

 

このドラマではやはり王族で、世子の地位を狙う貴公子が陰からあの手この手で

 

画策していますね。ドラマのヒロインはそもそも、その野望のせいで母親を失い、

 

豪商の娘でありながら、侍女と立場を入れ替わり、現在は市井で名も無き民として生きています。

 

このヒロインが世子と出逢うことにより、物語が展開されてゆきます。

 

世子には、幼い頃からずっと仕えてくれている信頼できる側近がいます。

 

この側近ワン・リンもまた王族であり、何と世子の地位を狙う貴公子の弟!

 

兄弟でありながら、進む道はまったく違うということですね。

 

昨日は、この世子の座を狙うワン・ジョンが国王主催の狩りで罠を仕掛けました。

 

すなわち、手の者に国王を矢で射させるのですが、世子の矢を使うことにより、

 

息子が自分を殺そうとしたーと、王に信じ込ませるという怖ろしい策略です。

 

目論見通り、国王は息子ウォンが自分をつい殺そうとしたのだと思い込みました。

 

ところが、、、

 

兄の策略を知り、現場にかけつけた世子の側近リンが苦肉の策を考え出しました。

 

彼は遠方から世子ー自分が心からの忠誠を捧げる世子を射たのです。

 

一瞬、何で? と思ったんですが、よく考えれば判ることですね。

 

今や世子は絶体絶命の危機にあるわけです。父王とはかねてから仲が悪く、

 

時ここに至り、父は息子が自分を殺そうとしたと思い込んでいる。幾ら世子といえども、王暗殺の罪は重く、

 

平素の仲の悪さもあいまって、最悪、父殺し、王殺しの罪で処刑される怖れもある。

 

だが、ここで世子も王同様に矢で射られたとすれば、どうなるか?

 

状況はまったく変わってきますね。王も射られたが、その場に駆けつけた世子も同じように

 

射られて負傷したー。このことの持つ意味は大きい。つまりは、王と共に負傷した世子もまた

 

「何者かに生命を狙われた」ということになり、ここで「父殺しの犯人である」可能性は著しく低くなり、

 

むしろ、王同様、被害者側に立つことになります。

 

本当に苦肉の策でした。もし少しでも手元が狂えば、リンの射た矢が世子に致命傷を与えることも

 

あり得る。世子に忠誠を誓うリンとしては、大いに躊躇うところです。けれども、このまま手をこまねいて

 

何も手を打たねば、確実に世子は父殺しの濡れ衣を着せられます。それは非常にまずい。

 

ならば、もうここはやるしかない、致命傷を与えないように軽い怪我をさせるだけで済むことを願いつつ、

 

彼は主君に向かって矢を放ったのだと思いました。

 

これだけの決断をわずかな時間に下さなければならないのですから、大変です。

 

何もせずに世子が父王殺しの罪人に仕立てあげられるのと、たとえ怪我をしても

 

「罪人」にならずに済むのと、どちらがより良いかを考えれば、一目瞭然ですね。

 

ここは私もハラハラするーするシーンでした。

 

二巻はここで終わり、三巻へと続きます。

 

ただ、このリンは世子ウォンと同じ娘、すなわち、幼いときに兄ジョンの企みで母を殺されたサン

 

に好意を抱いているようです。そして世子もまたサンにひとめ惚れ。

 

いわゆる三角関係です。この三角関係が後々、世子とリンの主従関係に影響してゆくのかどうか。

 

この辺りも見所であると思います。