世代格差を感じる瞬間 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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Every day is  a new day.
一瞬一瞬、1日1日を大切に精一杯生きることを心がけています。
小説がメイン(のつもり)ですが、そのほかにもお好みの記事があれば嬉しいです。どうぞごゆっくりご覧下さいませ。

皆様、こんにちは。

 世代によって考え方が違うとはよく言うことですが、

 それは私たち大人だけでなく、子どもの世界にもあるようです。

 というのも、昨夜、こんな出来事がありました。

 午前中、ウチの娘の高校から、いきなり電話がありました。

 また、何かやらかしのたか?

 と、母は思いきや、何と娘が午前9時過ぎの段階でまだ登校していないとのこと。

 私も流石に言葉を失いました。

 ずる休みをすることはあっても、途中で誰にも言わずに行方をくらますような子では

 ないので、事故か事件に巻き込まれのかと心配しました。

 先生にも、いつもどおり午前7時過ぎには登校したと告げていたところ、

 台所の戸がバタンと開き、娘が帰宅。

 先生には謝罪して電話を切りました。

 どうも途中で体調が悪くなり、引き返してきたとのことでした。

 前置きが長くなりましたが、それで夕方、医者まで連れていったんですね。

 その時、下の二人の妹たちも塾に行くので、一緒に車に乗り込みました。

 後部座席は私、A子、S子、Y子と四人ぎっしり。

 で、Y子が小さなS子を

 お姉ちゃんがお膝にのせてあげるから。

 と言いますと、

 妹はアタシ、要らないもん。

 姉  良いから、のりな。

 妹 イヤ、塾の子に見られたら、笑いものになる。恥ずかしい。

 姉 別にそんなのは恥ずかしくも何てもないよ。

 押し問答を繰り返している中に、塾は近くなので着きました。

 Y子 今時の若い子は何があんなことが恥ずかしいんじゃろ。

 私には理解できんわ。


 って、まだ、あなたも16歳だから、十分若いですけどね。

 と、私は言いました。

 更にそれが世代によって考え方が違うということよ、

 あなたはとS子は八歳も年が違うから、考え方も感じ方も違うのよ


 いえね。Y子を育てるのはもちろん私にとっては母として初めての経験でした。

 この子が扱いにくいということを差し引いても、やはり、母娘でも

 世代の相違で考え方や常識においては理解できない信じられないような部分も

 ありました。

 そんなとき、私の母、つまり祖母が

 私だって、あんたらの世代の考え方にはついていけんところ

 がある。だから、あんたがYの考え方を理解できんでも仕方ない。

 だけど、それが時代の流れというか、生きる時代が違うということなんよ。


 月日は流れ、私も気がついたら、昨日は母と同じことをYに告げていました。

 世代によって考え方が違う、それは、ある程度は仕方のないことです。

 母と娘ならまだしも、姑と若いお嫁さんでは、また余計に世代格差が

 あまりに激しければ、深刻なことになるでしょう。

 そうならないためにも、若い世代と年上の世代が

 ある程度はお互いに引くところは引いて、

 互いを認め合いつつも、主張すべきところはする。

 それが大切ではないかと思います。

 妹が車を降りてもまだ怒っているYに、私は言いました。

 ママが話していることの意味をいずれ、あなたも理解できるよになる。

 それに、高校生と小学校低学年では、考え方の違いは大きいけれど、

 あなたもS子も二十歳を過ぎれば、考え方も今ほど開きはなくなってくると

 思うから。

 私自身、十歳くらいまで年の違う方、つまり、自分の年齢+-10歳くらいまでなら、

 考え方もさほど違和感はありません。

 もちろん、人付き合いは年齢よりは、その人個人の考え方や性格によって

 決まるものだという意見もあるかと思います。

 それももちろんアリですが、

 やはり、自分の子どもや親世代の方とは育った時代や環境そのものが

 違いますから、価値観が違う。

  それは仕方のないことでしょう。

  ウチの娘が真剣に主張していることが、親の私には理解できず

 今時の若い子の考え方にはついていけないと思うことがあります。

 その娘自身が小学生の妹に対して

 今どきの若い子にはついていけん。。。と洩らしているのには

 少し笑ってしまいました。