皆様、おはようございます。
昨日から今朝にかけて、気温がぐっと下がりました。
半端なく寒い~
もう、トシですかね。夏に日焼け防止用に買った百均のストールを首に巻いて
寒さをしのいでいる有様です。
さて、昨日はかかりつけ医に行き、無事にインフルエンザの予防接種も
済ませて参りました。
今年はなかなかエンジンがかからなかったのですが、数日前、いつも来て下さる
方々のブログをお訪ねしていた時、そろそろインフルが出始めたというお話に
慌てふためき、接種して参りました―笑
あまり話か本筋から逸れない中に、今日のお話をさせて頂いた方がよろしいようです。
一昨日の朝、通信大学のテレビ講義を視聴しました。
和歌文学の世界という国文学系の講義です。
今回は源氏物語の和歌。
源氏が多くの読者を今もって魅了して止まないのは
中に織り込まれている、たくさんの和歌が持つ魅力でもあるということで、
学びました。
源氏物語の本質をあらわす言葉に、このようなものがあるそうです。
四門
それぞれ、「生」、「生死」、「死」、「生死一念」、「生にあらず死にあらず」
の境地を表しているそうです。
これが何故、源氏と関係があるかといえば、
源氏物語はリアリティーに富んでおり、人間や地名に具体的なにモデルが存在する
場合がある。
すなわち源氏物語はは真実=有、
しかし主人公の光源氏はどこにも存在しない架空人物だか、虚構=空
また虚構でありつつ、真実を含めものなので、
真実にして虚構=亦有亦空やくうやくくう
更につきつめれば、真実でもなければ虚構でもない=非有非空ひうひくう
なのだそうです。
有門 人生には意味がある。
←光源氏の人生は正しかった。
空門 人生には、意味がない。
←光源氏の人生は誤りだった。
亦有亦空門 人生には意味があるとも、ないともいえる。
←光源氏の人生はある意味ではすばらしく、ある場面では失敗だった。
非亦有非亦門 人間がこの世に生きる意味は、あるわけではないが、ないわけでもない。
←光源氏の人生は成功ではなかったかもしれないが、成功でもなかった。