これは特に仕事を探す際のあるある問題だと

思うのですが、本来自分が得意なことや好き

なことを仕事にするのが理想かもしれません

 

好きこそ物の上手なれと言いますし、子供の

頃に上手だと褒められたこととか、得意分野

って必ず誰でも持っていると思うんですよ

 

でもその多くは、成長と共に上には上がいる

と現実を知り、現実は甘くないと挫折するか

または仕事に結びつくように努力しますよね

 

例えばスポーツ選手のように、幼少期から

英才教育を受けられる人ばかりではないし、

それだけに打ち込むのは難しかったりします

 

 

子供の頃に絵を描くのが得意だったとします

それで、将来は画家になりたいと夢見ること

自体はとても素晴らしいと思いますが、現実

はそれだけで食べていくには難しいです

 

ほとんどの人が将来の夢を子供の頃に書いた

ことがあると思いますけど、実際に大人に

なってその夢を実現できているのでしょうか

 

私なんて、小学生の頃の卒業文集には漫画家

になりたいなんて書いてました(恥ずかしや)

当然現実を知って早々に諦めたというわけです

 

この、子供の頃にこうなりたいと夢見るのって

原点は自分の好きなことだったりしますよね

 

占星術で言うと、ハーモニクス5にあたります

というのは、出生図に5を掛けたものだから

年齢調波図で言うと、5歳の頃になるんです

 

ハーモニクスは発芽天体を中心に、スクエアと

オポジションを見てポテンシャルを考えます

(グランドトラインがあればそれを重視します)

 

5は表現とか純粋な欲望を表す数字ですので、

自分が本来何を望んでいるのかがわかります

悪い言い方をすれば、独りよがりな欲かな?

 

 

で、次に見るのはハーモニクス7になります

これは自分が理想とする願望を表しています

その前になぜ6は見ないのかと思うでしょうが

6は5で夢見た後に繰り返して調整するんです

 

自分の欲や夢があれば、まずは続けますよね

スキルを磨くとか鍛錬するという感じです

 

それで7は、5歳児の夢よりもう少し具体的に

自分の理想が表れているという事になります

年齢で言うと、幼稚園児から小学生になるので

例えば、5歳の時の夢が単純にお金持ちならば

7歳の時は、内容がもう少し具体的になります

 

ハーモニクス8では、実際どんな才能があって

仕事に生かすことができるかを探っていきます

ただし、天体の組み合わせから予想しますので

はっきりこの職業ですと断言はできません

 

そのへんは本人の育った環境であったり、過去

を紐解いていきながら考えると良いと思います

まずは出生図のアスペクトを見てから、それが

どんなふうに発展しているのかを考慮します

 

ハーモニクス5や7での夢や理想をそのまま

8で仕事として生かせるかはわかりません

もしかしたら違う所を生かす方がいいのかも

しれませんし、自分でも気づかなかった意外な

ポテンシャルを発見する可能性もあります

 

 

自分が本来好きな事を仕事にした方がいい人も

いれば、好きな事は趣味程度にとどめておいて

仕事では違う才能を使う方がいい人もいます

それはハーモニクス5・7・8の流れを見ると

自分はどちらのタイプかがわかるはずです

 

ただ、天体の組み合わせを解釈するのが難儀で

こればっかりは経験を重ねるしかありません

 

一例として、私の場合は5・7・8すべてに

金星が関連しているため、重要だと思います

金星にも色々な意味がありますが、社交性や

自分の好みがキーワードであり、それを基準

とした仕事に適性があると考えられます

(人と関わる仕事・感受性を使う仕事など)

 

でも出生図では金星はノーアスペクトですし

12ハウスにあるのでそもそも目立ちません

出生図だけで考えると、重要とは思えないの

ですが、実際には使わないと立ち行かない位

大切な天体であるということがわかります

 

ハーモニクスをいきなり理解するのは難しく

どこから見れば良いのかわからないですが、

5・7・8で発芽(コンジャンクション)を

している天体だけ見るのも良いと思います

 

特にハーモニクス8は実際にどう使うかを

表しますから、そこで発芽している天体や

スクエア・オポジションの天体をチェック

して、出生図と見比べてどのような違いが

あるのかを見るとヒントになります

 

関連記事

▶︎ハーモニクスセミナー

▶︎始原図の実例からハーモニクスまで

▶︎ハーモニクス8について

▶︎ハーモニクスについて