大塩裏磐梯温泉のしょっぱい温泉でポカポカした後は、表磐梯へと南下します
立ち寄った温泉は表磐梯・押立(おったて)温泉住吉館
猪苗代湖を望む雄大な磐梯山の麓にあり、美しい自然林を背景に静かに佇む秘湯の会会員の宿
外観からして鄙び系の湯治ムード漂う旅館だろうと思われましたが、それは大間違いでした(;^ω^)
館内に足を踏み入れると、木をふんだんに使った温もりのあるスタイリッシュな空間がお出迎え
外観とのあまりのギャップに驚き
「今なら混浴露天は誰もいないですよ。女性の方はバスタオルを巻いて入浴できますから是非どうぞ」
にこやかで感じのいいスタッフの方に勧められて浴室へと向かいます
温泉
●男女別の大浴場「梢の湯」「小滝の湯」
●男女別の半露天風呂
●温泉は自然林と庭園に囲まれた混浴露天風呂(冬季閉鎖)
男女別の大浴場は2014年にリフォームされたというのだから、まだ出来立てホヤホヤ
白木の美しい板張りの 脱衣室もまだ真新しさがあり実に清々しい
洗面台には可愛い陶器の洗面ボウルが置かれて、清楚な野の花があしらわれている
綺麗な空間で湯上りの一時も楽しくなります。
梢の湯(女性側大浴場) |
女性側の内湯(梢の湯)です。
鏡のような湯面が美しい、満々と湯を湛えた二つの湯船
右側の八角形の湯船は猪苗代リゾートからの引き湯の単純泉(表磐梯2号井)
左側の四角い湯船は押立温泉の源泉(ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉)
板張りの桧がウッディで温かみのある雰囲気。
大きく取られた窓からの採光もたっぷりで換気が良く実に爽やか
窓からは半露天風呂が見え、その先の混浴露天風呂へと続く通路も見渡せる。
微白濁の単純泉。
湯船は2~3人サイズで、溢れだした湯は側面の溝を通って静かに流れていきます。
湯口に鼻を近づけると淡い硫黄臭が香る
炭酸水素イオンを含む肌当たり滑らかなお湯で、大量の湯花がわんさか漂う。
温度は38・5℃で夏には嬉しいぬる湯でした
押立温泉の源泉。
こちらの湯船は5~6人サイズ。
褐色の濁り湯とのことですが、お湯を張り替えたばかりなのかこの日はほぼ無色透明でした
微鉄臭のするお湯は弱いキシキシ感を伴うサラスベの湯触り。肌にスーッと馴染むような心地よさがあります
湯温は37・5℃。季節によって加温するそうなので今は夏向きに設定されているんでしょう。
二種類のぬる湯を行ったり来たり。
シャキッと熱い湯もいいけれど・・・夏はやっぱり、人肌程度の湯温が最高に気持ちいいんです(*>艸<)
半露天風呂 |
内湯に隣接された半露天風呂。
せり出したウッドデッキにこじんまりとした露天風呂が据えられている。
屋根付きなので日差しの強い日や雨でも安心
湯口がとても風雅な造りなんです。
三本の竹筒から源泉が静かに注がれている。
湯温は内湯よりちょい熱めの40℃。
林を吹き抜ける風が、涼しさと爽やかな緑の香りを運んでくれる。
アブは全然見かけなかったので、まったり寛げました。
露天風呂(混浴) |
自然林の中にある混浴風呂。
女性はタオル巻きOKなので、安心
内湯から塀沿いの細い階段を進むと、やがて見えてきます。
自然林を借景とした大庭園の中にある露天風呂。
揺らぐ木漏れ日と濃い緑が目に沁みる。
見渡す限りの自然に、思わず深呼吸をしたくなる。
趣のある東屋も設けられていて風情満点。
弁財天が祀られた湯口から注がれるのは表磐梯2号井の単純泉。
湯船内は適温の40℃で、ゆったり手足を伸ばしてのんびりと浸かりました。
真夏のキラキラ輝く露天もいいけれど、新緑眩しい季節、錦絵広がる季節も一幅の絵のように見事に違いない。
機会があれば、また違う季節に再訪してみたい+.(´^ω^`).+
押立温泉
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性温泉)
34・5℃
PH6・5
成分総計 1972mg/㎏