ハウスから帰ってくると
あやしいスーツ姿の男性が2人でうろうろしていた

車を停めていると近所を「ぴんぽーん」
何かのセールスに違いない
知らんぷりして鍵をかける。
ほどなく
ぴんぽーん

あ~めんどくさい

「はい

「あの~

T銀行の者ですが、住宅ローンの借り換えのご検討を、
と思い、伺いました。」
えっ
T銀行

「住宅ローンはいいんですが・・・
ちょっと待ってくださいっ

ばたばたと玄関へ
「住宅ローンではなく
アパートローンかプロパーって可能ですか?
あ。
でも、担当違いますよね・・・」
私の言葉に目がでっかくなる2人

年配(といっても私より若そう)の方が素早く表情を変え、
「いえ、取り扱っております。
私は法人・個人かかわらず融資全般を扱っております。」
らっきぃ

ここぞとばかり根掘り葉掘り聞く。
「何か物件を購入されるんですか?」
「実は、今進んでいる案件もあるのですが
今後も物件を増やしていこうとかと思っておりまして・・・」
「こちらでは、収益性の高いものに関しては
積極的に融資させていただいております。」
ふむふむ
「ということは、収益還元でみてくれるってことですか?
積算ではみられないんですか?」
若者の目はさらにでっかくなっていた

「いえ、まずは空室率20%で収支がとれるか、
を見させていただきます。
もちろん積算もみますが・・・」
「積算は路線価の7掛けですか?」
「そ、そ、そうです・・・

大体の目安ですが、
空室率20%での収益性と路線価7掛けの低い方で
みさせていただいています。」
なるほど・・・
ま、どこも一緒だね~
「エリアはこの辺りだけですか?」
「いえ、北は宇都宮から南は海老名まで大丈夫です。」
ふむふむ
エリアは広いね~

「今、どこの銀行さんも融資厳しいと思うんですが、
自己資金はいかほど必要ですか?」
「そうですね・・・
2割あるとありがたいです。」
「ありがたい
ってことは絶対必要ってことではないのですね???」
「え、ええ、まあ

ですが、2割ほど自己資金を入れていただいた方が
投資される方にとっても収支が厳しくならないかと思います」
ま、そりゃそーなんですけど・・・・・・
「新築への融資は可能ですか?
新築って最初は全空じゃないですか。
その場合、どのように判断されるのですか?」
「新築の場合もあくまで収益性をまず見させていただきます。
家賃設置が相場で収益が出るか、
また、土地は路線価でわかりますので、あとは建物ですね。
建物は再調達価格で判断します。」
「木造だと15万位ですか?」
「い、いえ、・・・当行では先日16万5千円になりました。」
「あ、意外と高いですね。」
「・・・・・・」
さすがに年配君の目もでっかくなっている

続けざまに
「借地権への融資はやってますかっ?」
「・・・借地権は、大変申し訳ありません

当行はできません。」
深々と頭を垂れる年配君
ま、そーだよね。
だって、他店で断られてるもーん。
念のため聞いてみただけでした

その後思いつく限り、にっこり質問。
年配君は動じることなく丁寧に答えてくれる。
最後には名刺交換をし、
「何か案件があれば、ぜひ!お持ちください。
できる限りのことはさせていただきます!」
やったー

地元地銀にコネ(?)ができたぞ

若者君は、結局、1度も口を開かなかった。
まさか、こんなのどかな郊外で
一介の主婦にこんな質問を受けるとは想定外だったに違いない。
彼にとっては
「主婦を甘くみてはいけない」
良い教訓になったと思う

しかし、
戸建まわりの新規開拓なんて、
銀行さんも大変だ・・・
思わぬところで収穫を得た1日でした

今日は
大家検定 神奈川支部懇親会があります。
別称
「満室経営は夜作られる」会
ご一緒される皆様、
どうぞよろしくお願いいたします

明日から
「ミラクル物件融資格闘編」始まります。
お楽しみに~

プレミアシート完売御礼

S席・A席はまだ間に合います。
満席になるとカンボジアに学校が1校建つそうです。
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