おはようございます
中学1年生長男の定期考査の話を2回に渡って書きました。
対策の仕方で省いていた、具体的な勉強法について書こうと思います。
テスト対策では2種類あります。
①覚えるべきことを覚える
②数学、化学物理、英語の文法などを解けるようになるまで練習する
です。
まず①。
意外かも知れませんが、最も大事なことは、
授業中に8割は覚えている
です。テスト範囲が配られて、教科数&ページ数の量から「これだけ全部覚えるとか無理でしょ!」と思うのに、出来る子は出来る。
特に学年トップクラスの子達は、これが出来ています。クラスで2〜5位くらい、学年で2桁台の子達、どうしてもあと一歩足りなくてクラスで1位にはなれない子達は、もしかしたらここに差の原因があるかも知れません。
授業中、何か特別「暗記しておかなきゃ!」という取り組みをするわけではありません。
『ある程度予習して自分の分からないポイントをあらかじめ絞っておき、授業ではそのポイントに差し掛かったときだけ集中すると良い……』などはよく見聞きします。
私なりに付け足したいのは、
まず先生の話を隅々まで理解しようという態度で聞き、少しでも「?」と心に引っかかることは必ず先生に(授業中でなくても、授業が終わってからや放課後でもいい)確認してから帰ることです。
こう聞くと簡単に感じますが、長男を見ていると、『「隅々まで」は理解していないということに気づいていない』という事象が発生します
例えば先生が挙げた事例が本題とどう関係しているのかとか、補助プリントで書かされたこの部分はどんな意図があって書かされているのか等、「へー」とか「そんなもんなんだろう」と何も思わず流していると、テストでそれらの部分を少し違う角度で問われたときに何も頭に出てきません。
教科書の説明が分からないレベルはまた置いておいて、学年トップを狙うレベルの場合、授業中の全てに関して『今読んでいる(聞いている/書いている)これは、何のためにやっているのか』が分からないのは気持ちが悪い、という感覚が必要です。
さて、これらが出来ていれば、授業が終わって帰宅するまでに、テスト範囲(のその日の分)を「理解する」は完了するわけです。
そうすると、おそらく内容の7割程は、かなり頭に残っています。(但し短期記憶ですが。)
ここで授業中に、「あー、この辺は大切だな」というポイントを見極めて的確にメモも取っておきます。
この「ポイントを考える&手を動かしてメモを取る」が、更に記憶を後押しし、これで授業中に8割が完了します。
そうすると、いよいよテスト範囲が配られる時には、やらないといけないことは大分絞られています。
・授業中の短期記憶で失った(もう忘れた)箇所を思い出す
・覚えきれていない2割を覚える
です。
前の記事で、長男が「ボーっと読んでいるだけ」と話しました。覚えるのに良い具体的な方法は、また今度書きますね。
そして②。
学習は覚えるだけではないですよね。
例えば数学や理科の化学物理や、英語の文法問題などは解くことができるようになるまで練習が必要です。
学校の定期考査であれば、こういう「解く」系の問題も教科書からそのまま出されることが多いので、教科書の例題と練習問題は「完璧に解ける」まで数回解くのは絶対です。
その上で、数字や単語を変えて応用問題が出されてもできるように、市販の問題集などで練習すれば良いです。長男の場合この段階で少しだけZ会の問題を使っていました。
練習してもなかなか解けない場合、学校の定期考査レベルならそれは①の「覚える」が不十分なのかも知れません。たとえ数学であっても、計算のためのルールやミスしないためのポイントはあるわけで、それが十分頭に入っていなければ解くこともなかなか難しいです。②は、①が出来てからですね。
ここまで具体的に書きましたが、長男はまだまだ発展途上です
「隅々まで理解しているかどうか自分で分かる」はかなり怪しく、自分で分かっていないので質問もせずに帰宅します。たまたま何かのきっかけで私に突っ込まれて答えられず、「分かってなかった」と気づくことも多いです。
「この辺りは大事なポイントだな」という見極め力もまだまだです。
そしてまた今度書きますが、覚える作業も非効率的だったりします。
中学校1、2年のうちに自分なりの勉強法を確立して、その後続く受験と更に先の高校の学習がスムーズにできるようになりたいものです
我が家はずっと、長男も次男もダイニングテーブルで勉強しています