
スモークツリーは弘前城植物園の北入口から入ってしばらく歩くと発見できます。これまで見たこともない植物で上下の2枚しか写真を撮っていません。横のサムネイル画像は、下の写真の一部を原寸大で切り取って加工したモノです。スモークツリーは、ヨーロッパやヒマラヤ、中国に分布するウルシ科ハグマノキ属の落葉樹です。明治時代に日本に渡来し、庭木や切り花として普及してきました。
初夏になるとアレンジメントや花束、活け込みなどの花材としてよく使われます。ふわふわとした柔らかな風合いが、アレンジに動きやアクセントを添えてくれる枝ものです。
その見た目の通り、英名を「smoke tree」、和名を「ケムリノキ(煙の木)」と言い、ふわふわとして煙を巻き上げているように見えることから、この名が付けられました。
この他にも白熊の木、霞の木という別名もありますが、ハグマ(白熊)の毛で作られる仏具に似ていることや、霞がかったように見えることなど、いずれも見た目に由来しています。
