


真駒内駅は、北海道札幌市南区真駒内17番地にある札幌市交通局(札幌市営地下鉄)南北線の駅である。駅番号はN16。真駒内はアイヌ語の「マク、オマ、ナイ(背後にある川の意)」が由来で、川の名前がそのまま地名となった。札幌市営地下鉄南北線の北24条駅 - 当駅間開通と同時に設置された駅であり、開業以来南北線の南側の終点としての役割を果たしている。1972年(昭和47年)に開催された札幌オリンピックでは、当駅がメイン会場への最寄り駅として利用された。
南北線の南平岸駅 - 当駅間は、定山渓鉄道線の廃線後に札幌市が買収した廃線跡の用地にシェルター付きの高架線として建設された。ホームと改札口間にエレベーターが設置されている。また南北線の地上駅では唯一上下両方向のエスカレーターが設置されている(南改札口)。駅の出入口は西側にのみ設置されている。
開業当初は改札口は北側の1ヶ所のみだったが、1996年(平成8年)〜1999年(平成11年)に大規模改良工事を行い、ホーム南側にエスカレーターと南改札口が完成した。先に存在した改札口は北改札口となり、売店や切符売り場・トイレなども移転し、南側にもバスの待合室が設置された。南北線の駅では唯一切符売り場と改札口に発車標がある。
駅の東側には南北に伸びる丘陵があり人家はない。南側には盛り土の上にコンクリートで覆われた留置線があり、その先に定山渓鉄道線の廃線跡が道路沿いの細長い林になって伸びる。
駅の西側は平岸通に面して南区役所をはじめとする公共施設や大規模な団地が整った郊外タウンとなっており、地下鉄のシェルターに張り付くように団地群(五輪団地)が形成されている。近くの真駒内川右岸の平地のほか、左岸の丘の上まで住宅地が造成されている。
