サインワインの組み立てと調律 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

ミャンマー伝統音楽:第4回サインワインという楽器

サインワインの運搬と分解された様子サインワインの太鼓を吊るす枠の組立サインワイン 太鼓の組立てパッサーと呼ばれるペーストサインワインは運搬の度に分解して運びます。サインワインに使われるのは大小21個の太鼓。これを紐で枠に吊るします。

サインワインの太鼓を吊るす枠を組み合わせます。この枠は8つの部分に分かれていて円形になるように組み合わせます。

吊るした太鼓を調律するため、太鼓の打面に霧吹きで水を吹き付けます。それから太鼓の表面を布で拭きます。

パッサーと呼ばれるペーストを太鼓の打面に塗り付けて音高と音色を調整します。パッサーは太鼓のご飯を意味しています。以前は飯粒と灰を混ぜたものを材料にしていたのですが、現在の素材は化学物質になります。

飯粒と灰を混ぜたペーストは一度限りの使用でしたが、化学物質を素材とするパッサーは何度でも使用することができます。

化学物質を素材とするパッサーが、湿度や気温の変化にも適応性があると考えられます。音高が変化してしまった場合、演奏中に打面に水分を補充して調整します。演奏後はパッサーを剥がして太鼓の打面を拭き取ります。

ミャンマー伝統音楽:第5回 演奏「タンタヤーテーシン」