本町ねぷた愛好会・絵師 三浦 吞龍
弘前商業連合会長賞



弊ブログ管理者は元々弘前市本町の出身で、幼少期から高校まで実家が本町にありました。小学生時代は毎年ねぷたの列に加わってねぷたの紐を引っ張りながら運行に参加していました。
弘前ねぷたはお囃子の笛と太鼓とジャガネ(手振り鉦)が注目されますが、隊列の根幹をなす行進も大事な役割です。この人数が多いほど活気のある団体になります。掛け声のヤーヤドーに対してヤーヤドーと返す役目もありますね。これがねぷたの紐を引っ張る役割となります。
当時は子供ですから、運行が終わったらねぷた小屋でお礼の水とお菓子がもらえます。ほとんどの子供たちはそれ目当てに参加しているようなモノです。大人は何ももらえません。あるのは運行しきった充実感と心地いい疲労です。脱水症状になれば困るので、太鼓の下にある台の中にペットボトルなどが冷やされています。これは参加者全員に配られます。
現在町内会で運行するねぷたに参加する家庭は1シーズンで3,000円徴収されます。ねぷたに参加しなければ徴収されません。これが運行経費と子供たちのお菓子に消えるのですね。ちなみに運行団体は、弘前市から運行1日につき1万円の補助金がもらえます。ねぷた絵師へのお礼より格段に安い補助金ですネ。


