




TVドラマ『デイヴィ・クロケット』の主演が頭に被っているクロケット帽を知らなくてもTBS系列で放送された月曜ロードショーのエンディングで見られたイラストと言えば顔や姿が一致される方が多いと思います。
何度も映画化されたアラモ砦の戦いで戦死したデイヴィ・クロケット(1786~1836)を演じたフェス・パーカー(1924~2010)はテキサス州フォートワースで生まれたので、死没後にテキサス州の国立葬儀史博物館で展示されました。
Davy Crockettで検索するとYouTubeに短編の映画が1シーン出たので借用します。生前のFess Parkerが演じたDavy Crockettが出てきました。砲兵銃を使って的に当てるシーンです。
『デイビー・クロケット』は1954年から1955年にかけてABC-TVで1時間のエピソードで放映された5部構成のシリーズで、フェス・パーカーが実在の開拓者デイビー・クロケットを演じバディ・エブセンが彼の友人であるジョージ・ラッセルを演じました。
この番組はかなりの人気が出て当時の子供たちは皆クロケット帽を被っていたそうです。姉夫婦は還暦過ぎたのですが、当時子供だった相方の姉の旦那もクロケット帽を幼少の頃によく被っていたそうです。
クロケット帽は、アライグマの皮と毛皮から作られた帽子です。この帽子は1950年代にアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアの男の子の間で非常に人気があり、帽子はアライグマの頭と尻尾を含む皮膚で作られていました。
クロケット帽の新たな人気はアメリカの少年たちの間で流行を引き起こし、イギリスではデイビー・クロケットの流行を引き起こします。
流行のピーク時にクロケット帽は1日5,000個が販売されていました。1950年代の終わりまでにクロケット帽の人気は衰え、流行はゆっくりと消えました。