(30)RAMADA 203号室
RAMADA 203号室のカードキーで中に入ると場末の匂いがしてきました。まず設備が古いです。洗面所が入口ドアのすぐ横にあるのが特徴です。ここは化粧台も兼ねているのでしょうか?やたらと照明が明るくなっていますね。
Wi-Fiは通じていたので、スマホをWi-Fiに繋げてフル稼働しました。TVも備え付けられていますが、日本の家でもTVを見ないので部屋でもTVの電源すら付けなかったです。
ベットが二つあったので、窓際のベッドにしました。窓際側には冷蔵庫と電子レンジと椅子と机があって、窓の真下には上向きで吹き上げる旧式タイプのクーラーがあります。テンプルの貸宿では絶対出ない家電ばかりですね。
冷蔵庫は1ドアの旧式タイプで一番上が冷凍庫になっています。2017年にオレゴン州のポートランドでは泊まったホテルの冷凍庫が氷河期のように霜で覆われてモノが入らなかったです。あれこそ究極の場末でした。ここはまだマシな冷凍庫です。とにかく二人とも非常に疲れていたのですが、先に風呂に入っていいとのことなので、先にシャワールームに行きました。
RAMADAの風呂場はトイレと仕切りを分けるのがカーテン一つでした。せめてガラス張りでも良いので別物で仕切って欲しかった。これは入浴中にカーテンを風呂桶の中に入れるスタイルです。腕を広げて身体を洗うとカーテンが身体にまとわりついてきます。
念のため足ふきマットを床に敷いたのですが、相方がシャワーを浴びているときに全面濡れてしまいました。カーテンを風呂桶の内側に入れていなかったのかも知れませんね。
安宿に共通するのが出て来るお湯の温度が低いことです。テンプルの貸宿でもお湯が温かったのですが、蛇口を最大にひねると熱いお湯が出てきました。RAMADAのお湯は蛇口を最大にひねっても温いままでした。髪と身体を洗っているときは、お湯を出しっぱなしでないと更に冷たくなってしまいます。仕方がないので髭を剃るときは風呂場の外にある洗面所で剃りました。髭が濃いので一日ですぐに伸びるのです。