毎年大混雑とありますが、コロナ禍で2020年と2021年は出店を自粛されていた三忠食堂です。三忠食堂は夜遅くなればなるほど非常に混んで長蛇の列が並ぶので、冒頭の写真は店の中で食べた後に撮りました。
三忠食堂は弘前さくらまつり期間中に和徳町にある本店を休んで出店し、津軽そばやラーメンを提供しました。独特な看板は人目を引き、珍しい看板の特集で雑誌に掲載されたことも。
三忠食堂は1890年代後半、同市北横町に津軽そばを出す屋台を開き、1919(大正8)年に、さくらまつりの前身、第2回観桜会に出店。
ラーメンを食べるお爺さんと女の子が描かれたレトロで味のある看板は黒沼さんの父で3代目の忠一さんが市内にあった看板店 光洋社 に製作を依頼。半世紀以上も出店の店先に掲げました。
看板のおじいさんと女の子は、看板を描いた本人と孫娘がモデルになっているといい、食べているのは「津軽そばは、ポロポロ切れるからラーメンでは?」と推測します。