



鷹丘橋は古来本丸の地名であった鷹ケ丘に由来する橋です。この橋は1670年(寛文10年)、4代藩主信政が母の屋敷のある北の郭を行き来するために架けました。藩政時代は敵の侵入を防ぐため、戦時には壊される架け橋でした。
北の郭の舘神跡近くから眺める鷹丘橋は、杉の大橋や下乗橋と異なり橋げたが低いのが特徴です。これは、弘前公園の敷地全体が南から北に向かって緩やかに傾斜しているためです。
鷹丘橋の本丸側には、形の良い立派な枝垂れ桜が咲いています。本丸側から撮影した方がキレイに撮ることができます。一部は咲いているものの、つぼみばかりで花びらが濃くなっているのでワインレッドの色が濃くなっています。
この枝垂れ桜の品種も八重紅枝垂れで、つぼみを結ぶ茎の緑色が濃く目立ってしまいます。八重紅枝垂れが満開になると茎の緑色が花びらに埋もれて目立たなくなります。
