



追手門の保存修理工事は2021年から半世紀ぶりに実施され、櫻田宏市長が視察に訪れました。
追手門の屋根には、銅板が約7500枚使われています。このうち約6300枚は傷みが激しく新しいものに交換されていて、櫻田市長が順調に工事が進んでいることを確かめていました。
弘前市 櫻田宏市長
「大変立派な修理になっている。400年前を少し感じながら、いまのものを見ていただければ」
弘前城・追手門を後世に伝える保存修理は、2022年12月下旬にすべて終える予定です。
2階屋根の葺き替え作業では、穴が開くなどして再利用できない銅板を新しいものに交換しました。しかし、新しい銅板は光沢のある赤茶色をしており、そのまま使うと屋根の色がまだら模様になってしまいます。
そのため新しい銅板を薬剤に浸し、化学反応で色を調整してから葺き直すことに。硫黄と反応させて硫化銅の被膜で表面を覆いました。
