
NTV紅白歌のベストテンは、1969年10月6日から1981年3月23日まで、日本テレビ系列で放送されていた歌謡番組。毎週月曜20時00分 - 20時56分に放送されていた。初回からカラー放送。「『NHK紅白歌合戦』を毎週お茶の間に」という発想から始まり「紅白」と「ベストテン」形式の歌謡番組を組み合わせた、当時としては画期的かつ異色とも言える歌謡番組だった。
放送形式は原則として公開生放送で、渋谷公会堂から放送されていた。まれに名古屋・大阪から公開放送を行ったこともあった。
白組のキャプテンは堺正章が番組終了まで務めた。紅組キャプテンについては最初は水前寺清子が務めていたが、その後は暫く出場歌手から1人がキャプテンを務めていた。
1981年3月23日放映分をもって当番組を終了、11年半に亘る歴史に幕を下ろし、翌週からの新番組『ザ・トップテン』に引き継がれた。最終回では歴代紅組キャプテンから水前寺清子・岡崎友紀・大場久美子がゲスト出演した。
他の1970年代のテレビ番組同様、当時の放送用VTRが高価・操作煩雑だったうえ、公開放送の歌謡番組ゆえの著作権、肖像権も重荷となって上書き消去され、NTVに現存する映像は1976年3月15日放送回からである。