成人映画館テアトル弘前が閉館 | スチャラカでスーダラな日々

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故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

弘前の成人映画館「テアトル」閉館
弘前の成人映画館「テアトル」閉館 外壁には上映作品のポスターが貼られていた

テアトル弘前の閉館を知らせる告知 テアトル弘前の回転看板 弘前の成人映画館「テアトル弘前」(弘前市桶屋町)が2024年3月22日に閉館した。

繁華街・鍛冶町近くで約50年にわたり営業を続ける東北唯一の成人映画館。開業は1975(昭和50)年。1974(昭和49)年に閉館した「ニュー東映」の跡地に建てた飲食店ビルの一角に、「弘前日活」で働いた工藤堅三さんが、「テアトル弘前」と命名して開業したのが始まり。経営はアプリー商事。1スクリーンで約60席。

3本の成人映画を3回~4回上映し、2週間のペースで作品を変更していた。最盛期には、オールナイト上映をしたり満席になる客入りがあったりしたという。工藤さんは十数年前に他界し、その後を妻と長男が継いだが、2022年に工藤さんの妻が亡くなり、現在は長男が館主で働く。

閉館の告知は常連客に先に伝え、1カ月前の2月22日に告知を館内に貼り出した。閉館の理由について館主は「常連客が年々減り作品数も減り続ける斜陽産業。厳しい経営は続いていた。コロナ禍でも何とか営業を続けることができた。いよいよ幕引きとなっただけ」と話す。「通ってもらった常連客には感謝したい」とも。

弘前で生まれた常設の映画館は、1914(大正3)年に開業した「慈善館」で始まり、「テアトル弘前」を最後に全てなくなった。弘前には現在「イオンシネマ弘前」のシネコンがある。

弘前市民にとって名物だったド派手なピンク色の外壁が印象的だった映画館が閉館してしまいました。建物の脇を通る度に貼られていたポスターをチラチラと眺めながら通り過ぎたのですが、一度も入館しないうちに閉館しました。

既にネット社会となった現在、こうしたコンテンツは検索すれば幾らでも見られます。映画館は時代と共に淘汰される運命でした。

弘前経済新聞 より写真と記事を引用

テアトル弘前のロビー
テアトル弘前のロビー 券売所でチケットを購入。たばこや菓子類なども販売していた

テアトル弘前劇場
テアトル弘前劇場の映画館入口

テアトル弘前の館内
テアトル弘前の館内 150インチの1スクリーンに60席の客席数。50年営業を続けた

テアトル館内を後ろから
テアトル館内を後ろから

最終回を終えたテアトル弘前
最終回を終えたテアトル弘前 外壁に貼られた3枚のポスターは外された