YMO 日本武道館 散開ライヴ 2 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

YMO 日本武道館 散開ライヴ key

1983年 YMO散開1983年 YMO散開YMOとして初めて松本隆に作詞を依頼し「おじさんアイドル」として歌った「君に胸キュン」のヒットにより、観客層も若干変化していく。相変わらず一言のMCもなく、淡々と演奏が終了するとYMOの扉が閉められた。

演奏ではテープが多用され、演奏もメロディーがテープ、バッキングやソロ的な部分が手弾きというように「レコードを忠実に再現しながらライブ的要素を盛り込む」手法が取られた。

『3人とも自分の世界で、手数少なくして楽にやりたい』という意識だったようだ。シンセ・サウンドも極端にエグイものはなく、淡々と演奏がこなされていった。

高橋は『歌なら歌に集中してみたい』ということで、大半の曲でドラムを叩かず、当時英国の人気ポップ・バンド「ABC」のドラマーであったデビット・パーマーがサポート・メンバーとして加わった。そのデジタル的なジャストなドラミングは驚異的だ。高橋のわずかに前ノリのドラムと比較するのも面白い。

ドラムはSIMMONSのSDS-5(サウンドはLINN DRUMとミックス)が使われ、シンバル以外の楽器はまったく生音がなく、全てライン・アウトから音が出されるという珍しいライブだった。

YMOの遺産INDEXより記事を引用

YMO ライヴ ongaku