
その後は希釈済みの製品として1973年(昭和48年)に炭酸水で希釈したカルピスソーダを発売。炭酸水希釈のソーダ飲料としたのは、当時の技術では普通の水による希釈では長期の品質維持に問題があったため。
1980年代も終盤に差し掛かると生活様式の変化により、飲用時に希釈が必要な従来の原液カルピスは、一般家庭において徐々に疎遠な存在となっていった。
1991年(平成3年)には希釈の手間を省いたカルピスウォーターが発売され、大ヒット商品となった。原液のカルピスは瓶詰めの商品であったが平成に入ってからは瓶は重いことなどから紙パック入りが販売の主体となっている。これにより、商品のコンパクト化が実現された。