


弘前公園のサイトには、跡の項目で掲載されていました。これは後で合流した親が偶然見つけたので、早速撮影します。
この井戸枠は、弘前城天守閣より約65m北側の石垣沿いにありました。本丸石垣修理に伴い、一時期に移設したものです。
井戸枠は巨石を加工して作られたもので、一辺が136cmの正方形で角が面取りされ、高さは71cm、穴の直径は95cmあります。
井戸枠の重量は約2.4tあると推測されます。石質はデイサイトかデイサイト質の凝灰岩で、岩木山産出の輝石安山岩を用いた本丸石垣の石材とは違うそうです。
石垣が膨れて修理しなければならないのも、石垣の北側に井戸水が湧くような水源があるためです。来年弘前城天守閣が元の位置に曳家されたら、井戸枠も元の位置に戻るそうです。
