小惑星 ディディモス | スチャラカでスーダラな日々

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故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

DART's expected impact on the motion of Dimorphos

65803 Didymos 65803 Didymos DART宇宙探査機で撮影されたディディモス 小惑星 ディディモス(65803)は、アポロ群およびアモール群に属する地球近傍小惑星 (NEO) で、潜在的に危険な小惑星 (PHA) にも分類される小惑星の一つ。

1996年にキットピーク国立天文台で行われているスペースウォッチ計画による観測によって、口径0.9 m望遠鏡を用いて発見された。2003年に直径約 170m の衛星 ディモルフォス が公転していることが判明した。

ディディモスは太陽からの距離が約1.01 auから約2.28 auまで変化する軌道を約770日の公転周期で公転。軌道離心率は約0.38で、黄道面に対する軌道傾斜角は約3.4度となる。

2003年11月12日には地球に比較的近距離まで接近しており、約718万 km(地球から月までの距離の約18.7倍)まで接近した。

22世紀の終わりまでにディディモスが地球に非常に接近することはなく、この期間内に最も地球に接近するのは約586万 kmまで近づく2123年11月4日である。

火星の近くを通過することもあり、2144年1月31日には火星から約468万 km離れたところを通過するとみられる。

仮符号における名称は1996 GT。1996 GTが衛星を持つ二重小惑星であることから、ギリシャ語で「双子」を意味する言葉に因んで Didymos と命名された。

衛星は、ギリシャ語で「2つの形態を持つ」を意味する言葉に因んで Dimorphos と命名されている。この名称は、DARTミッションが上手くいった場合、人類の力でその軌道が大幅に変わり、変化前と変化後の2つの軌道の形態を持つ初めての天体を反映させている。

NASAは Double Asteroid Redirection Test (DART) 計画を進めており、宇宙機を小惑星に衝突させ、その衝撃が地球へ衝突する軌道になっている小惑星を上手く衝突コースから逸らすことができるか検証することを目的とする。

DARTは、事前に衛星を持つことが知られていた小惑星への探査を目的とした初の宇宙探査機となる。ディディモスは、その大きさの中では最も地球から到達しやすい小惑星である。

DART宇宙探査機で撮影されたディディモス(左下)とディモルフォス(右上)
DART宇宙探査機で撮影されたディディモス(左下)とディモルフォス(右上)