

1638年、入植しにやって来たイギリスの製材業者が建設した。ベリーズ川の河口にあるため内陸へのアクセスは良好で、かつ周囲の海域は比較的航行しやすいという好条件が揃っていた。
本国や他の植民地への物流・往来の拠点として発展し、ホンジュラス植民地の中心地となった。1911年にタウン(町)となり、1943年にシティ(市)へ昇格した。
しかしハリケーンによって津波や高潮の被害を度々受けており、1961年のハリケーン・ハティでは市街の約7割が壊滅的被害にあった。
そのため植民地政府は自然災害の被害が少ない地域への遷都を決定し、1970年8月3日に首都を内陸のベルモパンに移した。
ただし、ベリーズ中央銀行といった一部の首都機能は保持しているほか、現在でも同国最大の都市として経済の中心地であり続けている。
