
ボビーは1962年のデビュー曲「涙の紅バラ」と同時にこの曲を録音し、次のシングルとして希望していたが、会社側はボビーの歌唱に納得せず、当時同じ会社に在籍していた歌手兼ピアニストのバディ・グレコに同じバック演奏を使って録音させ、全米64位を記録した。
1964年、会社はアルバム "Bobby Vinton's greatest hits" の編集の折、ボビーの意向を取り入れ、この作品を追加しリリースした。ラジオ局には「ミスター・ロンリー」のリクエストが殺到し、会社はシングル・カットを決断、12月には全米第1位を記録した。
曲の内容はホームシックにかかった兵士の心情を綴ったもので、自身の兵役体験がもとになっており、詩にでてくる手紙には恋人も含むため、いわゆる「ラブ・ソング」にも含まれる。
メロディーの美しさからカバー・バージョンの多くはオーケストラやピアノ演奏が多く、日本においてはフランク・プゥルセル・グランド・オーケストラのバージョンが、TOKYO FM制作のラジオ番組『JET STREAM』のテーマ曲に長年使用され有名となった。