
かつて五所川原を襲った大火で、まといを振る火消しの姿を表現した作品。当初の予定では昨夏に解体されるところだったが、新型コロナウイルス禍で20年の「五所川原立佞武多」が中止となり、新作「暫(しばらく)」の完成予定が1年先送りとなり、解体時期が延びていた。
最後まで勇姿を示し続けたものの、展示室の空気が乾いていることもあり、木材が弱くなっている部分もあったといい、安全面からもこれ以上の展示は難しい状態だったようだ。
五所川原市の立佞武多の館では2021年7月7日から「暫」の組み立て作業に入り、9日に完成予定。「暫」も鶴谷昭法さんが制作した。