
ブラックホール(black hole)とは、極めて高密度で、強い重力のために物質だけでなく光さえ脱出することができない天体である。

X線源の精密な観測と質量推定によって、いくつかの天体はブラックホールであると考えられている。
質量が太陽の約30倍以上ある星の場合には、自己重力が中性子の核の縮退圧を凌駕(重力の強さで中性子が潰れ始める)するため、超新星爆発の後も核が収縮(重力崩壊)を続ける。
この段階になると星の収縮を押し留めるものは何も無いため永久に縮み続ける。こうしてシュバルツシルト面より小さく収縮した天体がブラックホールである。
