

赤道から北回帰線の間、モンスーンの影響を受ける海岸部に分布。雨季の雨量は熱帯雨林気候と変わらないが、モンスーンの影響による乾季があり多少乾燥する。植生はおもに落葉広葉樹からなる。アジアでは稲作が盛んで、他にはバナナなどの果物、サトウキビの栽培などが行われている。稲作中心の地域では人口密度が高くなっている。
雨季と乾季は地域によって異なるがおおむね夏ごろに雨季、冬頃に乾季を迎える地域が多い。ミャンマー南部では涼季(11月 - 2月)・暑季(3月 - 4月)・雨季(4月 - 11月)の3つの季節があり涼季は低温少雨、暑季は高温多湿少雨、雨季は温暖多雨となる。タイ南部では乾季(11月 - 3月)・暑季(4月)・雨季(5月 - 10月)の3つの季節があり乾季は低温少雨、暑季は高温、雨季は多雨となる。オーストラリア北東部のケアンズ周辺では乾季(4月 - 11月)・雨季(11月 - 3月)に分かれ乾季は温暖少雨で晩秋から春にあたり、雨季は高温多雨多湿で夏から初秋にあたる。
