青ヶ島 | スチャラカでスーダラな日々

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故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

青ヶ島
青ヶ島

上空からの青ヶ島北部青ヶ島は、東京の南358km、八丈島の南方65kmにある周囲約9kmの火山島。行政区分としては島全体が東京都青ヶ島村に属し、人口は195人(2012年)である。伊豆諸島における有人島としては最も南に位置する。日本の気象庁によって火山活動度ランクCの活火山に指定されている。

青ヶ島は典型的な二重式カルデラ火山で、島の南部に直径1.5kmのカルデラ(池之沢火口)があり、その中に「丸山」という中央火口丘があるが、青ヶ島自体はより大きな海中カルデラ全体の高まりのひとつにすぎず、第1東青ヶ島海丘・第2東青ヶ島海丘・第3東青ヶ島海丘などとともに島の北東にある海中カルデラの外輪山となっている。なお、第2青ケ島海丘と第3青ケ島海丘の間にも、更にカルデラがあると考えられている。青ヶ島の最高点はこの「丸山」を取り囲んでいる外輪山の北西部分に当たる「大凸部」にある。外輪山の外側斜面は急な崖となって海岸線に続く。このため、海沿いには殆ど平坦地が無く、高さ50~200mほどの直立する海食崖になっており、砂浜は無い。

島の北端やカルデラ内の数か所では噴気孔があり、黒崎海岸には海中温泉も在る。集落はカルデラの外・島の北部にあり、村役場を中心に「休戸郷」と「西郷」のふたつが存在する。ただし、集落に関係なく公的な住所は島内全て「青ヶ島村無番地」である。気候は温暖湿潤気候である。

青ヶ島に到着です

青ヶ島ヘリポート島民の約半分が村役場職員や建設作業員であるため、主な産業は公共事業及び島内出身者による農業である。農業のうち、特に畜産業(繁殖させた和牛(黒毛和種)の子牛を本土へ出荷、1972年(昭和47年)までは乳牛も飼養していた)はかつて島の基幹産業であった。ただし近年では飼養者の高齢化による粗飼料耕作地の放棄やBSE問題などによって急速にその戸数・頭数を減らしている。

島の周辺海域はフィッシングスポットでもある。しかし、訪れる遊漁船の多くは八丈島からのチャーターであるため上陸する人は少ない。

2010年現在、集落には5軒の民宿、1軒の自動車整備工場(レンタカー店を兼ねる)、食料品、日用雑貨、釣り用具、燃料などを販売する商店が2軒、居酒屋が1軒ある。この他に、池之沢(カルデラ)の製塩所付近にキャンプ場と地熱サウナ(ふれあいサウナ)があるが、観光地化されているとはいえない。来島者の大部分は農林水産・土木・設備関連を主とする公共事業目的の公務員及び建設作業の従事者である。

黒毛和牛の他の名産品としては、三宝港よりポンプで汲み上げた海水から火山の地熱を利用して作った「ひんぎゃの塩」がある。「ひんぎゃ」は島言葉で「噴気孔のある場所」の意である。また最近では、島特産の「かんも」(サツマイモ)を原料とした芋焼酎である青酎(あおちゅう)が有名となってきている。しかし、牛の頭数減少によってかんもの栽培に用いる堆肥が減少し、また青酎自体が有名になりすぎてしまったこともあって、供給能力が到底追いつかない状態になっている。

青ヶ島ヘリコプター発進