
当時24歳の若手女優・草笛光子をメインに据えた、歌ありコントありの本格的バラエティショー。
1960年10月30日に45分枠(18:15 - 19:00)のスペシャル版として放送された「イグアノドンの卵」(第130回)では、テレビは人々にとって恐ろしい存在にもなりうると警鐘を鳴らした内容で放送。日本初のカラーVTRを使用したこの回は、色彩効果に対してその芸術性の高さが認められ、第15回芸術祭奨励賞を受賞。
なお、この『光子の窓』に限らず、1960年代 - 1970年代のVTR録画番組は、当時VTRが2インチで機器・テープとも高価で操作煩雑なうえ、著作権法などで番組の保存が安易に行えなかったこともあって、放送の都度前回の映像は原則消去されていた。このため、現存する映像は前述の「イグアノドンの卵」だけであるが、映像はキネコにてダビングされたモノクロフィルム版である。