銀河宇宙オデッセイは1990年にNHK総合テレビの『NHKスペシャル』枠で放送された天文現象を扱った科学番組。 第22回(1991年)星雲賞メディア部門受賞。地球を出発した宇宙船「ヘリオス」が観測を続けるストーリーに沿って進められ、様々な天文現象に遭遇する。当時、第一線で活躍する天文学者が登場し、最新の成果を解説した。撮影にはNHK放送技術研究所が開発中だった高感度ハイビジョンカメラ(HARP)が投入され、数々の天文現象を記録した。
この種の科学番組としては異例の豪華なセットや配役、ストーリー展開であった。また、随所に取り入れられたCGは当時の最高水準のものだった。
登場する天文学者は何れも当時、第一線で活躍していた人達であった。現時点において、この番組に匹敵する予算規模の天文番組は制作されていない。音楽はHARU(高内春彦)が担当した。
今のところ、この番組がNHK制作の科学番組の中で一番の出来だと思います。放送当時のシリーズをVHSビデオに全作収録しました。