きものの種類-絵羽⑦ | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

絵羽7.喪服
正式な和装喪服はミス・ミセス問わず、黒無地に日向五ツ紋を付けたものを用います。

TPO・・・葬式・告別式・お通夜・法事(初七日・四十九日・一周忌など)

黒染めの種類
1.引き染め(柄もの)
①三度黒・・・染めてから染料を化学変化させて黒に染める方法
②ブラック・・化学染料を用いて直接黒に染める方法

2.煮染め(無地)
①紅下染め・・黒に染める前に紅に下染めします。紅は黒を深く見せると同時に色を安定させ、日焼けを防ぎます。→引き染めにも使います
②藍下染め・・黒に染める前に藍に下染めします。藍と紅の役割は同じです。→引き染めにも使います
③直接染め・・下染めせず、直接生地を黒に染めます。

・・・・・白く丸く染め抜いてある石持(こくもち)に染め抜き日向五ツ紋を入れます。紋の大きさは、直径5~6分。
輪なし紋の場合、丸があると無骨に感じられるので、女物では丸を取ることもあります。
関西の未婚女性は母方の実家の家紋を付け、既婚女性は婚家の家紋を付けることが多いです。

コーディネイト・・帯は地味な地紋か無地の黒共帯を合わせます。
帯締めは黒の丸ぐけが正式なものですが、丸組や平組でも良く結び端は下に向けます。
帯揚げは黒紋綸子や黒羽二重を用います。

長襦袢は白羽二重か白綸子が適しています。最近では、ポリエステルなど化繊のものも利用されます。
バックは黒の小型で無地の布製、草履も黒の布製か革製のつや消しの無地を用います。