

フォークランド諸島(Falkland Islands)は、南大西洋上にあるイギリス領の諸島。1833年からイギリスが実効支配し続ける。スペイン語ではマルビナス諸島(Islas Malvinas)。首都はスタンリー(Stanley)、又はポート・スタンリー(Port Stanley)、アルゼンチン名はプエルト・アルヘンティーノ(Puerto Argentino)。人口2,967人(2003年調査)。通貨にフォークランド諸島ポンドとイギリスポンドの両通貨が使われている。諸島の領有を主張するアルゼンチンとイギリスとの間で、1982年にフォークランド紛争(マルビーナス戦争)が勃発した。

東フォークランド島と西フォークランド島にはそれぞれ山脈がある。最高峰は東フォークランド島にあるアスポーン山(754m)で、スタンリーは東フォークランド島の東端にある。島のほとんどが不毛な地であるが、東フォークランド島の平坦な土地は羊の牧草地になっている。

フォークランドには、舗装滑走路を持つ空港が2つある。1つはマウント・プレザント空軍基地 (RAF Mount Pleasant) 。主要都市スタンリーから西へ約48kmの位置にある。イギリス空軍の基地だが、主に国際空港として利用されている。
空軍の飛行隊はトライスターを装備し、燃料補給のためアセンション・アイランド空軍基地 (RAF Ascension Island) を経由してイギリス本国のブライズ・ノートン空軍基地 (RAF Brize Norton) へ向かう。現在は747を運用しており、航空会社のエア・アトランタ・アイスランディックが運航している。毎週のフライトは、ラン航空がチリのサンティアゴに就航している。島の住民はイギリスから来たイギリス系白人の入植者が殆どで、公用語は英語。
フォークランド諸島の統治権をめぐってイギリスとアルゼンチンの間には現在でも不穏な空気が流れており、島の住民は不穏なままの現状維持を覚悟している。宗教は英国国教会が55%で、その他のプロテスタントが28%を占める。


2061年10月13日に、フォークランド諸島全体で金環日食が見られます。金環帯の中心線は、西フォークランド島のWeddel近郊を通過します。ここでは、真円の金環日食が見られます。
しかし皆既日食が見られるワケではないので、日本からの遠征者は皆無と思われます。むしろ、8年後の2073年8月3日にパタゴニア南部で見られる皆既日食に注目が集まるでしょう。我々が生きて見られるような年代にはなっていないと思うので、後世に託すような日食になると思います。
■フォークランド諸島の気候
海水温の低い南大西洋に囲まれているため、冷涼で風が強い寒冷海洋性気候となります。降水量は比較的少なく、稀に雪が降り季節に関係なく降ります。このことから、あまり日食観測には向かない地域であると言えます。