
昨日泊まったホテルに泊まれないのでツアー社員や添乗員の尽力により、ベンガジの南部にあるアジダビアで開業したばかりのホテルに泊まることが決まりました。本来は5月1日に開業するはずなのですが、急遽ヒトを集めて我々のために仮openしたようです。
そのホテルはまさに出来たてで、大理石も白く壁や絨毯が汚されていなくてまさに“白亜の城”と呼ぶにふさわしいホテルでした。
食事もベンガジ御立派ホテルより旨く、個人的に六ッ星を差し上げたいくらいです。ベンガジよりもEclipse City Jalu South(観測地)に近いので他のツアーより余裕を持って行動が出来ました。

翌朝アジダビアで、昼食用のパンを購入するそうです。その間、我々はバスから離れない範囲でちょっとしたアジダビア市街観光です。ここはアジダビア州の州都で、ベンガジもアジダビア州に含まれています。リビア北部の海岸地帯は地中海性気候で雲が多かったのですが、アジダビア以南から晴れ間が多くなってきました。バスはこれから南部の砂漠地帯を通過します。
やがて甘いパンの香りがしてきました。たった今、焼き上がったばかりのパンの香りにに誘われて思わずシャッターを切りました。

パンの長さは50cmもあって、一人で一本もとても食べきれません。ちなみにリビアの通貨はディナールと言って、トリポリ空港では30$で35ディナールの換算レートでした。1ディナールには、カダフィ大佐の肖像画が描かれています。
最も珍しいのは1/2ディナールです。単位の半分の通貨なんて初めて見ました。紙幣には透かしが入っていますが、日本の通貨のように精巧な技術で作られたものではなく、細くて薄い線を組み合わせて作られたようです。
写真・記事・映像の無断使用禁止