パナマ裸眼金環日食・視察編 2 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

David空港(6)晴れ男のカン
ついにダビ空港に到着しました。事前に日食情報センター 石井馨氏の資料から【David近郊は平均月縁の中心線だと真円にはならず、その南側の真の金環帯の中心線上にあるPedregalに行くと完全な環が見られます。真の金環帯の幅はPedregal周辺で約3kmしかありません。】と言う情報を得ていたため、地図とGPS資料付きで旅行会社とツアー企画会社にコピーを送っておきました。それは私自身が真の金環帯で真円の金環日食が見られると言うことを検証したいために前もってやっておいたことです。

空港で撮ったプロペラ機それが功を奏したのか、Pedregalは第二観測候補地となっていました。せっかくの極細金環ですから、真円で観測しないことには意味がありません。たまたまDavid空港から近かったので、まず先にPedregalの観測候補地を探しに行きました。

空港から南へ向かうと小さな港があります。そこのGPSは日食情報で算出された中心点に限りなく近いのですが、湿原の木々が鬱蒼と繁って観測には不向きでした。仕方なく場所を移動して徐々に北へ向かうと、ちょうど良い空き地が見えてきます。

Pedregal観測候補地?どこの学校の所有物か知らないけれど、そこはサッカー場らしくフィールドが広々と広がっていました。私は直感で、この地が観測地になると予感しました。早速現地のGPSを計測致します。
GPSの数値は、
北緯 8度22分 7秒  西経82度26分7秒です。
ちなみに観測候補地は、あと2つあるそうです。添乗員が持ってきたGPSを見ながら残りの候補地を視察しましたが、もう一つの候補地は360度広々と周りが見渡せても悪路を通らなければならない場所や空港の空き地にも行ったのですが、そのどれもが真の金環帯から外れているのです。

一番下の真ん中が下見に行ったPedregal港で、中央の四角いところが極細金環日食の観測地です。
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