Wikipediaより抜粋
シャボン玉ホリデーは1961年6月4日から1972年10月1日まで日本テレビで毎週日曜18:30~19:00(JST)に放送されたバラエティ番組である。化粧石鹸メーカー・牛乳石鹸共進社(牛乳石鹸)の一社提供。
制作は日本テレビと渡辺プロダクション(後年タレント部門をワタナベエンターテインメントに継承)。渡辺プロが目下売り出し中の双子の女性デュオ・ザ・ピーナッツを主役に据えた音楽バラエティショーとして制作された。現場の指揮は、渡辺プロダクションの制作部長、松下治夫(現、株式会社ワイズメン代表)が執った。
このため、この番組は当初司会者のザ・ピーナッツの冠番組『ピーナッツ・ホリデー』として放送することとなっていたが、牛乳石鹸側の意向もあり『シャボン玉ホリデー』という表題に変更となった経緯がある。また、番組の頭には牛の鳴声が入っていた。その代償として、テーマ題の最後に「ピーナッツ!」とサブタイトルを入れることにした。ただし、後年は「ピーナッツ!」のサブタイトルは省略された。なおザ・ピーナッツの冠番組は1本も実現しなかった。
番組はまず「牛乳石鹸提供・シャボン玉ホリデー!!」のタイトルコールに次いで、牛の鳴き声でオチとなるコントをやり、其の後ザ・ピーナッツがテーマソングをシャボン玉の舞う中で歌い、毎回一つのあるテーマ(テーマ題の最後に「ピーナッツ!」というクレジットを入れた)に沿ってザ・ピーナッツ、ハナ肇とクレージーキャッツ、並びに毎回登場するゲストを交えて、コントや歌、トークなどを展開。特に植木等の「お呼びでない…これまた失礼致しました」は番組を代表する伝説的なフレーズとして親しまれた。
第1回からカラー放送で、生放送ではなく、カラーVTRに収録して放送を行った。収録は出演者のスケジュール上、深夜に撮影されることが多く、時には、明け方までかかることもあったという。当時は主役をザ・ピーナッツにするつもりであったが、結局はハナ肇とクレージーキャッツが主役となった。
なお、「シャボン玉ホリデー」は提供スポンサー探しに苦労したというエピソードがあり、最終的に提供することになった牛乳石鹸はしぶしぶ提供契約を結んだという。ただ、視聴率が高かったため、結果的には成功ということになった。