
関東で水星が月の暗縁から潜入するのは12時31分頃、明縁からの出現は14時16分頃(ステラナビゲーター6で計測)。食は2時間弱ほど続きます。水星の明るさは-0.7等あるとはいえ、日中の出来事なので観測するためには天体望遠鏡が必要になります。
月齢は1.6で輝面比が0.02という非常に細い月で、月の暗部へ水星が潜入します。水星は視直径が5.9秒、輝面比が0.78ですから、満月よりも少し欠けた状態です。天体望遠鏡を使えば、20秒程度の時間をかけながら水星が少しずつ月に隠されていき、少しずつ出現してくる様子を観測することができるでしょう。太陽との離角は17.9度ですから、決して離れているとはいえません。間違って太陽を直視したり天体望遠鏡に導入したりしないよう、細心の注意をはらって観測

水星食の様子は、上手く撮れたら弊ブログでupしていきます。2倍テレコンバーターを使って強拡大で撮れば、ビデオカメラでも何とか水星の潜入と出現は映りそうです☆彡
右上の画像は、12時31分頃に水星が月に潜入する様子をシュミレーションしたもの。右下の画像は、14時16分頃に水星が月から出現する様子をシュミレーションしたものです。
下の画像は、12時31分頃に水星が月に潜入する全体の様子で、月も太陽も高度は30度の位置にあります。


上の画像は、14時16分頃に水星が月から出現する全体の様子で、月の高度は28度、太陽高度は20度の位置です。