新潟銅器の鉦 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

ねぷたに付きものの楽器といえば、「手摺鉦(ジャガネ)」。弘前ねぷた、青森ねぶた、五所川原立佞武多を始め、九月に岩木山神社で行われる御山参詣などでも使用されます。

今では飲食店が建ち並ぶ、東北最大級の飲み屋街 弘前市鍛冶町も、もともとは鍛冶屋さんが集まっていた場所。その鍛冶町で今から100年以上も前に営業を始めたのが「新潟銅器」。主に銅製品を製造する職人さんです。現在は場所を移して弘前市神田で営業していますが、作り方は当時と全く変わりません。

新潟銅器の鉦

ジャガネは真鍮(銅と亜鉛の合金で亜鉛が20%以上のもの)で出来ていて、磨くことによって金色に輝きます。新潟銅器では、今も金槌で叩いて打ち出しています。
多少値段は張りますが、プレスで製造を行う機械には作り出せない見事なカーブと模様、そして音の差は歴然、格段に切れの良い音となります。今年のねぷたをご覧になるときは、ジャガネの音に耳を澄ませてみてもいいかもしれませんネ♪

このジャガネは、一組で18000円~25000円ほど。
ねぷた囃子の中でも一番簡単で単純な楽器です。

新潟銅器  青森県弘前市神田
        0172-32-1678