サーミのオーロラ | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

アラスカのオーロラ wikipediaより抜粋

北欧・フィンランドの先住民族サーミは、オーロラを太陽の続きと呼んでいます。
冬は夏のように白夜とはならず、反対に暗夜となります。
冬になると日中でも真っ暗になるフィンランドの北極海沿岸では、オーロラの光でサーミの人々は外で過ごすことが出来ました。

オーロラに関して詳しいサイトがあります。色々掲示板でやりとりをしているうちに分かったのは、1988.3.18の小笠原沖皆既日食で同じにっぽん丸に乗っていた方でした。私は弊ブログで紹介した時しかオーロラを撮りに行っていないので、その後の活動は全くありません。

昨日紹介した南極は、昭和基地の上空でちょうどオーロラが見られます。オーロラの出る範囲が同心円状になっていて、北半球ではアメリカ大陸側に寄っています。グリーンランドの北西部に北磁極があって、そこから半径1000kmのところでいつもオーロラが見られます。具体的にはシベリアの北極海沿岸、北欧諸国の北海岸そしてアラスカ・カナダ北部となります。

宇宙から見た南極付近のオーロラ・wikipediaより抜粋

南半球では南磁極がオーストラリア側に寄っているので、南極昭和基地、豪州タスマニア島、ニュージーランド南島に渡ってオーロラが見られます。自然の豊かなニュージーランドのクィーンズタウンでは、比較的温暖な気候でオーロラが見られます。

上が赤くなったオーロラ・wikipediaより抜粋

なお日本でも10年に一回はオーロラが見られます。太陽活動が11年に一度盛んになった頃、オーロラの高さが伸びることがあります。日本からは地平線上から見えるオーロラが見えるだけなので、赤いオーロラしか見られません。
緑色をしたオーロラは、北極圏か南極圏でしか見られないのです。


磁針偏差
理科の授業でもよく使われている方位磁石は、グリーンランドの北西にある北磁極を差しているので本物の北を差していないのです。それを補正するのが磁針偏差と言うものですが、北磁極を差している北に向いている針を日本では西の方角にずらして本物の北を割り当てます。

ちなみに南磁極もオーロラの写真にあるようにオーロラの出てくる丸くなった範囲の中央に南磁極があるので、磁石の南はそこを差しています。ここでは北を中心にして説明します。

方位磁針

磁針偏差は磁気偏差ともいい、真北と磁北とのなす角度を言います。日本では大阪で真北に対して磁北が西に(西偏という)6度50分、神戸で7度、京都で7度10分など地域で異なり、北に上がるほど大きくなり、北海道では9~10度となっています。また時間とともにも変化しており、17世紀中ごろは東偏8度ぐらいに達しており、徐々に変化し、19世紀初めに西偏となり、現在でも西偏が進んでいます。

と言うことなので、北海道より更に緯度が高い巴里坤周辺の観測地では、だいたい西偏11~12度くらいだと予想されます。