
だんだん涼しくなり、太陽もかなり欠けています。公設テントの中では皆既帯の西側にあたるタイ国内の太陽を捕らえたTVが映っています。
その画面が一瞬の光を放った後に、縦に伸びるコロナを映しました!TVながら緊張がピークに達しています。こうして皆既日食を先取りした5分後に、こちらでも一瞬の光がパッと瞬いた後、縦に見えるコロナが見られました。

太陽と月の上縁は、地球5個は楽に入りそうなプロミネンスが見えています。シャッタースピードを変えてコロナを写します。綺麗な極小期型のコロナです。これは正 午中心食のインドネシアで横に長く伸びるコロナになります。インドでは日の出から間もないので、完全な縦のコロナです。一方タイでは中間に位置しているので、斜めに伸びるコロナが見られました。

50㎜の画角にやっと収まるほど離れた所に金星が見えてます。しばらく見とれていたら、もうダイヤモンドリングが輝きました!太陽の光の粒が幾つも見えた後、眩しい太陽が復活しました。今回の皆既時間は1分39秒と僅かです>_<
まだ部分日食中なので、8分置きにシャッターを切ります。コマンダーを務めた添乗員が感動のあまり泣いているとの話を聞いたので、早速訪れました。コマンダーとは時計のカウント係で、事前に発表されている予報通り周囲に放送します。皆既中は彼女の声がかなり震えていました。あれから10分も経ったのに感動の余韻が残っているようでした。めんこいですねぇ^o^
