昔と違って、ワードやエクセルで作成する履歴書は、書き損じても上書きできるし、見栄えもいいのですでに中心になってます。ネット上で応募、面接までZOOMなどで実施するような企業も多いので履歴書や職務経歴書の提出もほとんどがこれ。
ただ、具体的な会社名は忘れたけど、募集要項に手書き履歴書をスキャンしてネット経由で提出、という企業を見たような気がするんですよね。
ワードで作成したものをプリントするのではなく、ボールペンで手書きした履歴書。
いまどきなんでこんな面倒な、と考えるに、その人の筆致や書き込む際の丁寧さなどをチェックしたかったのかな?と思った。
字が上手い下手は、訓練すれば何とかなるでしょう。チェックするのはそこではなく、丁寧に書き込んでいるか、さっといい加減に流し書きしているか、あるいはその丁寧さが書類の最後まで続く根気があるかどうかなどではないだろうか。
僕も、ずっと続けてきた会社ではかつてワープロ(古い!)が導入されるまでの期間、手書きした文字を毎日上司に提出してきました。
すると上司は「お前、今日は体調悪いのか?」「急ぎ仕事はよくないぞ」など、こちらの心身の状態を見透かしてくるのですね。
字の上手い下手はともかく人に文章による情報を伝えたいと一文字ずつ丁寧に書いているか、とりあえず分量だけ埋めればいいわ、ととき。それが字面ですぐ悟られてしまう。
昭和が終わり、ワープロ、パソコンと変遷していくと、なかなかそういったことは無くなりましたが。
話が逸れてしまったけど、いまだに手書きの履歴書を求める企業って、筆致から人を見ようとしているのだと思う。僕は字が下手なのでワードなどで提出したいのだけれど、そういった企業に応募するときは、思いを込めて丁寧に書き込むことを心がけよう。