

前回の続きです
子供が泣きながら「学校行きたくない」とか言い出すと
親としては胸が張り裂けそうな気持ちになります。
私も心配のあまり涙も出たし
このまま引きこもりニートになる未来までチラついたりして
でもよく考えたら、私自身が高校中退してたっていう
高校中退しても、大検とって大学卒業して
一部上場企業に入社して
普通にそこそこのお給料もらって
結婚して世帯主になってローン組んで家買って
子供5人も産めるんですよ。
そう考えたら
小学校低学年のちょっとした登校拒否なんて、
全然平気すぎる!!
あんなに辛かったのに
中年になったら高校中退なんて忘れちゃうレベルの話。
そんなわけで子供へのアプローチとしては
どうしても嫌なら行かなくてもいいよ!が大前提。
学校に行けなくても死なないから!!
で、プラス
学校は本当は楽しいところで
お友達もたくさんできるし
行かないとできない経験が沢山ある。
学校へ行かないで大人になるより
学校できちんと勉強を教えてもらって
小さな社会を経験してから大人になったほうが
この先の人生は楽。
今、問題を先延ばしにしたら
困るのも後で苦労するのも自分。
でもどっちにしろ
あなたならうまくやれるし
もしうまくいかなくても、
それはそれで別に大丈夫。
なんとかなる。
また叱られたって
あなたの価値は下がらない。
お母さんやお父さんだって
小学生のころ先生に怒られまくったし
大人になってからも仕事で失敗して怒られることある
ドンマイ。
でもどうしても辛くなったら
おなかか頭が痛いって泣いて保健室に行けば
お迎えに行くよ!
と、仮病のやり方まで教えました。
今のところ誰も仮病では帰って来ていませんが(笑)
わが子の場合はこれで安心したようで
先生との対話の効果と合わせて
学年が終わるころには
みんな先生を好きになり
良好な関係を築くことができています。
むしろ、先生との距離がぐっと縮まるので
これを境に成績がグッと上がった子も。
私はプロのカウンセラーではないですし
学校へ行かなくてもOKを前提にすることには
賛否両論があるかと思いますし
この方法がすべての不登校や
登校渋りにあてはまるとは思いませんが
幼稚園・保育園から小学校に上がって
いろんなギャップに親子ともども
しんどい思いをすることがあります。
子供も新しいことの連続で
キャパオーバーになり
落ち着かなかったり
集中できず理解が遅かったり。
いたずらの許容範囲もまだ分からないし
男子は授業中座ってなきゃいけないのも大変。
1学期の間は先生も
40人前後の子供たち一人一人の特性を
まだ見極められていないので
問題行動があった時の指導方法が
必ずしも適切でないこともあるかと思います。
わが子も色々ありました。
長男はよその子が叱られているのを見るのが怖くて
(自分が怒られているように錯覚する)
学校や児童クラブの先生が怖い、
行きたくない、と何度も泣いて訴えてきました。
長女はたった一度先生に叱られたのが恐怖で
3年生の5月に登校拒否に。
次男は自分の世界に入っていることが多く
お話を聞き逃してしまうので
先生の指示が分からない
それですごく怒られる
たまに調子に乗ってやらかした時も
プライドから、怒られても全然平気な振りをしているので
懲りてない、聞いていないと思われて
さらに激しく叱られ、1年生の4~6月は夜泣き数回。
先生が怖い、と登校を嫌がることも。
どの子の場合も、とても心配しましたが
我が家の場合は先生側と子供側の両方に
アプローチして状況は改善しました。
先生側へのアプローチとしては
怒られたことを、ちゃんと本人は気にしていて
(むしろダメージを受けていて)
本当は褒められる行動をとりたいと思っている
という事をまず先生にお伝えしました。
実際、基本的には真面目な子供たちなので
言われたことは守りたいと思っているのです。
でもすぐ忘れちゃう!!
なので、我が子が先生を困らせている場合は、
謝罪とともに家庭でのフォロー方法を
子供と相談して決め、先生に提案しました。
(提出物忘れが多い
→提出するものは専用ファイルに入れて
ファイルごと毎朝先生に出すようにする)
特にモチベーションに左右されやすい次男は
急に心のシャッターが降りて
1+1すら分からなくなる事があり
(なので同じレベルのテストで100点だったり10点だったりする)
決してワザとサボってるわけじゃなく、
どうしても出来なくなってしまうことがあるということに関して
ご理解と見守りをお願いしました。
(叱って無理にやらせればやらせるほど
ますますネガティブイメージが付いてシャッターが降りるので)
子供へのアプローチについては
長くなってしまったので別記事にします。
きうちみほさん主催の
完成したメモリーオイル。めっちゃ使ってます。
いつも一緒。第五子。可愛いんだけど、最近重たい・・・。
結論!ニンジン作戦は有益!!
ご褒美を与えて勉強させることによって
勉強そのものを楽しいと思う気持ちを失わせることもない、というのが
実験で明らかになっているそう。
むしろ、勉強が出来ることによって自尊心が高まるため
意欲的に自分で学習する子に育つ!
初めはご褒美目当てでも、それで成績が上がれば
「勉強=楽しい」になり、自尊心も高くなる
そうなれば、ご褒美目的ではなくて
自分の「楽しい」のため、
自分のプライドのために勉強するようになるわけですね!
また、人間には目先の利益が大きく見えてしまう性質があるそうです。
半年後のお正月に5000円もらえる子に対して
「1週間遅らせれば5500円になる」という場合は
1週間我慢して5500円を受け取れるが、
明日5000円もらえる子に対して
1週間遅らせれば5500円になると言っても
すぐに得られる満足を優先し、明日の5000円を選ぶ。
なので、より効果的にニンジンを使うには
まずは短期的なニンジン。
アウトプットよりインプットに対するニンジン。
特に子供は長期的なニンジンを与えても
達成の仕方がわからないとこが多い。
ほかにも
効果的なほめ方と成績を悪くするほめ方
人的資本には早期投資が効果が高い
勉強は本当にそんなに大切なのか
非認知能力(学力テストでは測れない能力)の大切さ
などなど、興味深い内容が盛りだくさんの本でしたので
また、我が家の状況とも照らし合わせて
シェアしていきたいと思います!
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