けじすべ訴訟W判決 東京2次判決を傍聴しました | LGBTQ+ALLYになった 汐見彩のブログ

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(エルジービーティーキュープラスアライ)

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※ALLY=性の多様性に寄り添うこと

寄り添っていこうとする人

 

 

去年デビューした花粉症

もう治った?様子の汐見です。

水っっぱなの日々にサヨウナラ

 

 

子どもの頃、天文学に興味がありました。

田舎なので夜空の星が今となっては

びっくりするくらいキレイだったんです。

 

で、ここ最近は

西洋占星術に興味津々

 astro kid あらため astro BBAです。

 

 

2年ほど前だったか

火星が自分の天体(星座)に

入っていた数ヶ月の期間を、

 

翌年になって「当たってるー!こわー!」

と答え合わせのように辿ったことで

「星占い」ではない「占星術」の魅力に

惹きつけられました。

 

 

将来は海外で暮らしたい気持ちが

高まっていますし、趣味と実益を兼ねて

海外の占星術師の週間解説を

Youtubeで聴いていた…のですが

 

「この人UKの人じゃね?」

 

「時差あるんじゃね?」

 

と気付いてからは

ヒアリングレッスンの要素強めです。

 

 

専門用語って最初は「????」ですが、

覚えてしまうと同じ言い回し

に飽きるのもあり(←飽きっぽさ全開)

最近はたまーに…。

 

ちなみに3月20日春分は

占星術の世界では元旦にあたります

 

宇宙元旦🪐

 

 

節分といい春分といい、

たくさん節目があって助かります。

 

 

 

さて、2024年3月14日

結婚の自由をすべての人に訴訟

東京2次地方裁と札幌最高裁の

W判決の日でした。

 

 

私は9時52分に霞ヶ関に到着

→傍聴券の抽選

→10時30分開廷

 

の予定でした

 

 

どっこい家を出る直前に

可燃ゴミ収集の日なのを思い出して!

 

→乗るはずの電車を逃す

 

 

がびーん

やべえ

 

 

電車遅延のルートを外し

代替ルートで10分遅れで到着

天才的リカバリーパワーに自画自賛でした

 

そして無事、傍聴券を獲得し法廷へ

尿意を我慢したままの傍聴(いらん情報)

 

 

 

 

 

東京2次の判決

要旨が読み上げられるや否や

「棄却」の言葉

 

理由が大切

ということは学びとしてありましたが、

パキッとした心躍る判決を

期待していただけにしょぼん…。

 

 

 

 

憲法24条2項について違憲状態としつつ

「また」国会に投げている感にモヤモヤ…

というのが閉廷後間もなくの印象でした。

 

24条1項については

違反しないという判断でした。

 

ここでも「また」とうんざりしたのは

“社会的承認”、“伝統的な婚姻”

という言葉の羅列。

 

異性カップルとは異なる制度についても

「また」言及していたことでした。

 

そして、同性婚への賛成意見が

70%を超えるなかで 

”反対意見も少なからずある” というのは…

マジョリティ側に裁量があると言わんばかり

 

 

反対意見があるからこそ

必要な法制化とも思いますし、

伝統的な価値観を上回る新しい価値観を

見て見ぬふりは出来ないことを

もう誤魔化さないで欲しいと感じます。

 

 

マリフォーの報告期日の動画、権利獲得の闘志を絶やさずにいる原告団の美しい姿を共有できたらと…

https://www.youtube.com/live/tpKBkUNJbRI?si=9_A7UuSFmFgzfYJ5

 

CALL4の判決文

https://www.call4.jp/file/pdf/202403/2c62a09d6fb3aea49b744ce0bc02bef7.pdf

 

 

 

 

 

 

札幌高裁では

歴史的判決が出されました。

 

地方裁での判決と同様「違憲」ですが、

今回は24条の1項・2項、

14条1項についての「違憲」判決

 

・24条1項…婚姻の自由

・24条2項…家族制度と個人の尊厳

・14条1項…方の元の平等

 

 

 

冒頭、裁判長は

 

「これから要旨を述べますが、

 わかりやすく話そうと思います。」

 

と添えたのだそうです。

 

こんな風にその場にいる人々に、

とりわけ権利を獲得しようと

闘ってきた人たちに寄り添った言葉は

これまできっとありませんでした。

 

 

ライターの松岡宗嗣さんが札幌高裁の判決について書かれています

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2e1965fc284c783a28030881eb5481a454810f64

 

 

判決文も是非…

 

札幌高裁判決文 CALL4

https://www.call4.jp/file/pdf/202403/04097ed5db19a01e5f19d1c99857d8be.pdf

 

 

 

 

 

 

同性婚が法制化されていない不平等の理由を

賢いの極みにある(はずの)

司法・立法に関わる人たちからきけるかな?

 

と思ったのが、

「訴訟」「裁判」という小難しい、

なんなら関心の持てない世界のドアを

私がknock knockした

ひとつのきっかけだったと振り返ります。

 

でも、国家神道、

家父長制井戸(戸籍制度)がどうとか、

結局納得いく理由なんぞ

今のところじぇんじぇんないのだと

ひしひしと感じています。

 

 

古い友人に敬虔なカトリックがいます。

私のLGBTQ+への考え方について

どう思っているのか、

ふと尋ねたことがありました。

 

彼女曰く

「同性婚はダメという教えはあるけど、

だからといって教会が受け入れないのは

ダメやろと個人的に思ってる!

教会はどんな人でも受け入れなきゃダメ!」

 

とのことでした。

 

「今すぐカトリック教会で

同性カップルの結婚式をするのは

難しいと思うけど…」

葛藤をはらんだ言葉もありました。

 

 

 

神社の中にも差別のない考えを持つ人は

たくさんいると思います。

 

私は神社が好きで朔日参りをします。

雨とか雪とか降ったら行かんけど(←)

参拝する時はレインボーカラーの

アクセサリーをつけて行きます。

 

それでもし何かを言われたら?

物申すチャーンスかなと思っています。

 

 

1月から働いているフレンチのビストロ

ここでもレインボーカラーを

どこかしら身につけてホールに出ます。

 

オーナーはこのご時世に

LGBTQ+という言葉を知りませんでした

(私と1歳差)

けれど、フラットな考えを持っています。

 

酒に酔った勢いで物申してくるお客さんを

虎視眈々と待ち構えています。

満席の時は話せないけどw

 

 

 

 

 

傍聴前のお話に戻ります。

 

ゼーハーと日比谷線に乗り替え、

シートに座してお仕事。

会員さん数名に

ゴリゴリとLINEをしました。

 

それら会員さんの中には、

現在、同性の方との交流を重ねている人、

戸籍上同性の方との

対面お見合いを控えている人がいます。

 

同性婚をするかしないか

「選択」することもできない差別を思うと

なんだか込み上げて来るものがあり

ふいに涙がこぼれそうになりました。

 

坂本九さんの教えの通り顔を上げると

荷物置きの棚の江戸切子のような柄が

思いがけず目に入りました。

 

 

 

「こんな気付きにくいところに

遊び心や繊細な心遣い発揮してんのに

同性婚は認められてないなんて」

 

酸欠も手伝ってか

はや我ながら支離滅裂のメンヘラ状態。

花粉症のフリして

ちーんと鼻をかみ誤魔化しました。

 

 

ちなみに、このときふと

脳裏に傍聴券獲得の列に並ぶ際

手渡される整理券の映像が頭に浮かびました

 

書かれている番号は113 

 

「今回は113で当選なのか。」

と余裕ぶっこいていました。

 

この時点で抽選に間に合うかわからんのにだ!

 

 

で、ですよー!

結果当選したその番号は1…1…8

113ちゃうんかーい

でもでも近くないですか?

造形が。

 

 

 

ほらー✨

 

老眼誤差ないし涙目誤差ということで。

 

 

 

 

もとい

LGBTQ+と言われる人の割合は

9人ないし10人に1人の割合

 

とりわけ子どもたちに伝える時、

私は教室の中を想定に入れないようにします

 

「30人のクラスの中に3人はいることになる」

と伝えることの危うさを思います。

 

 

代わりに電車の中で

◯人掛けのシートと

◯人掛けのシートが幾つ幾つあって、

座れる人は◯人。

 

全員座っているとして、

〇〇線だと52人のうち5人は

LGBTQ+と言われる人かもしれない。

 

 

「会ったことがない。」は思い過ごし

という実感が得られたらいいなと思います。

 

私自身、電車に乗るたびに

この中にセクマイがいないなんて

あり得ないんだといつも思ってきたわけです

 

 

さりげなく脱線しましたが、

電車に乗るとオートマチックに

「会ったことがないなんて言わないで。」

 

という気持ちになる

=ちょっとセンシティブになる

=今日はいつもより感極まった

ということにしておきます。

 

セクシュアルマイノリティの存在は

昔っから変わらず、ずーっと前からあります。

 

もはやいないことにも出来てない現状、

身近に感じてもらうために

私の何かできることを続けたいと

あらためて思う日でした。

 

 

 

 

 

 

今宵は昨年10月の申し込みから

待ちに待ったFIFTYS PROJECTゼミ

 

【ジェンダー平等を基礎から学ぶ

 FIFTYS PROJECTゼミ】

 

第6回 3/15(金) 19:00~21:00

《ジェンダー平等政策④》

トランスジェンダー差別と課題

 

高井ゆと里さんの回です。

 

本業と啓発活動でとてもお疲れの

高井さんの様子が気になりますが…

 

 

 

 

 

先日、マルジナリア書店で

高井さん、田代美江子さん、松岡宗嗣さん

3方によるトークイベントがありました。

「時を超えた バックラッシュ」

 

子どもがインフルの高熱で

うなっているのを忘れるくらい

めちゃくちゃよかったです。

 

オンライン視聴できるってありがたいですね

アーカイブもすぐに届いて

夜中も視聴しました。

 

マルジナリア書店さんに大感謝

 

 

 

 

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(追記)

2024.4.2 周司あきらさん筆

 

 

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そして、4月刊行の高井さんの新刊が

同書店にて予約受付中

《フェア特製冊子付》です。

 

『トランスジェンダーQ&A 素朴な疑問が浮かんだら』周司あきら/高井ゆと里

https://yorunoyohaku.com/items/62e269518a0bd07fe2d3902d

 

 

一家に一冊ですよ。

マジで。

 

 

寄贈する分もあわせて

今回はマルジナリア書店さんで

購入しようと思っています。

 

 

マルジナリアというのはラテン語から来ている英語で、マージン、つまり本の余白に書き込みをしたものを指す (BRUTUS から引用)

 

「余白」ってなんだか素敵な響きです。

 

 

あ、そうだそうだ!

先週リリースされたこちらも是非

『トランスジェンダーと性別変更』

https://www.iwanami.co.jp/book/b641561.html

 

一家に一冊ですよ。

マジで。

(2回目)

 

 

 

本日もお読みいただきありがとうございました