秋の夜長のキッチンスタジアムとフェミニズム/ 新書『トランスジェンダー入門』 | LGBTQ+ALLYになった 汐見彩のブログ

LGBTQ+ ALLYになった

(エルジービーティーキュープラスアライ)

彩(サイ)のブログへようお越し!

 

※ALLY=性の多様性に寄り添うこと

寄り添っていこうとする人

 

風に揺れるかわいい萩の花が

そこかしこで見られる季節になりました

 

 

そして!

旬のキノコがお求め易くなっておりますよー

 

なかでもエリンギなんかを

ソテーしちゃったりしたら

 

味見と称してつまみ食いを禁じ得ず

卓上では半分になってます(←)

 

 

エリンギ・ソテーに

DEAN&DELUCAの

“ポルチーニ茸風味塩” を

ふんだんにふりかけました。

 

 

うんま~✨

 

 

高級茸ポルチーニ

はた…

 

あのちょっとクセのある風味を

人の手でまとわされたエリンギは

嫉妬していないだろうか?

 

ジェラシーならまだしも

庶民の味方エリンギの自尊心を

傷つけてしまっていないだろうか?

 

昔、炊飯器で甘酒つくったときに

ハタと思った

「炊飯器のプライドずたずた!?」

 

 

以来、二度と米以外は入れないと誓った…

 

まーねー。

甘酒は米麹やけどー

 

「炊飯器でパウンドケーキ」は

確実にプライドずたずたかもー

(目糞鼻糞を笑う)

 

 

 

和食界の異端児

道場六三郎に些々たる主婦が挑む!

 

 

妄想が妄想を読んで

キッチンスタジアム気分で動いていると

現実の狭小キッチンにおいて

ひじでいろんなものをなぎ倒す

 

ドスン「きゃー!」

ドカン「うおー」

 

奇声が絶えません

 

長女:「どしたよ。落ち着け、母。」

呆れとる。

 

 

何が言いたいかというと

 

広〜いキッチンでお料理がしたい!

(今のキッチンを片付けろ)

 

 

 

今日は秋分

昼夜の長さが同じになる日

 

これから先は

どんどん夜が長くなりますね

 

読みたい本がたくさんあるので

ひと段落したら

読書の時間を多めにとりたいと思います

 

 

印刷博物館 印刷工房 Printing Houseより

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

以下のワークショップについて

伝えとこうと下書きしてたんですが

定員に達したとのこと…

(気づけば2日前やん)

 

 

しかーし

 

第2回の募集の予定もある様です。

この好機

是非お見知り置きいただきたく

第1回の概要を記しておきます。

 

 

こんな案内PDFでした↓

https://pbs.twimg.com/media/F6J38SJaYAAE9yL?format=webp&name=large

 

 

 

【概要】

哲学者・倫理学者 群馬大学助教授 

高井ゆと里さん主催のワークショップ

(初回は募集締切済)

 

トランスジェンダー関連(ヘイト)

質問・コメント対応のためのワークショップ

9月26日(火)

19時30分~21時30分【要 事前申し込み】

 

以下2点に該当する方が対象

・高校生(相当)以上の方を対象に、教育や講演を行う機会がある

・トランスジェンダーに関する差別的な質問やコメントが、学生や受講生から寄せられる機会がある/今後そのような機会がありうる

 

 

 

 

私は残念ながら参加対象ではないのですが

該当する立場の方にとって

今後の活動に際し心強い

学びとなるワークショップかと思います

 

 

大学准教授の高井さん。

2学期が始まるこの時節

ご多忙な中

すでに第2回目を予定されています。

 

それだけ求めている方が

多いと感じておられるのだと思います。

 

高井さんのXアカウント↓

@Yutorispielraum

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

我が子達の新学期が始まり

はや3週間超…

 

 

40日間という長い夏休みの間に

私からうつるのであろう子ども達の

「にわか関西弁、ときどき伊予弁」も

すっかり標準語にもどりました。

 

このタイミングで

「母も標準語で過ごす!」と宣言。

舌の根も乾かぬ間に元にもどる…

 

これも毎年恒例です。

 

 

新学期、とりわけ2学期のはじまりが

つらい子どもたちがいます。

 

1学期に末っ子の小学校の先生方に

保護者として「性の多様性を知る」

というタイトルでお話をした後、

 

昇降口で靴を履いていると

通りがかった図書館司書の方が

駆け寄って来られました。

 

そして、図書室に

レインボーフラッグ🏳️‍🌈を飾っていると

お伝えくださいました。

 

図書室に入る機会がなかったので

ツユ知らず、感激しました。

とても嬉しかった。

 

末っ子が「好きー!」と言っている

先生のひとりがその司書の方でした。

 

もひとつ大好きな当時の担任の先生は、

子どもたちにジェンダー平等(SDGs5)の

お話をして欲しいと

私に言ってくださった方です。

 

学校に通う子どもたちは

先生と多くの時間を過ごします。

 

先生に好感を得る理由のなかには、

滲み出る多様性への

親和性の有無があるとするのは

短絡的な考えかしら?

 

 

図書室や保健室って

教室に入りたくないときの

シェルターの役割もありますよね?

 

必要とされたとき

すべての先生たちにはいつも

子どもたちの味方であって欲しいです。

 

・・・・・・・・・・・・

 

前回、このブログを

始めたきっかけを振り返りました。

 

新書『トランスジェンダー入門』を読んで

“ALLYを目指す”に戻す?…を通り越して

「ALLYって何なのさ」に

立ち返ったりもしました。

 

 

答えは出ていませんが

これまでにここで綴ってきた

トランスジェンダーについての投稿を

読み返し、すこしずつ修正をしています。

 

 

ジェンダーアイデンティティを

「心の性」と伝えたりしている…

 

 

ただ、心理学的には

 “こころ” とひらがな表記の場合は 

Seele, soul=魂 を表すこともある

ということが興味深いです。

 

(漱石の『こころ』には

 何らかの意図があるとかないとか)

 

 

 

前回のブログの後、8月~先週までで

LGBTQやフェミニズムに関する

ウェビナー、オンラインのイベント、

ラジオ放送など7~8本私が視聴した中で、

 

高井ゆと里さんが登壇されたものは

5本…だったか。

 

集いのそれぞれに

独特のテイストや特色があります。

主催者のカラーもあるかと思います。

 

別人!とまでは行かないまでも、

それぞれの場にふさわしいというか

馴染むというか、

 

異なる表現や伝え方を駆使される

ひきだしいっぱい感が

甚だしい高井さんでした。

 

 

約7週間くらいのうちに

5本ほどは都内での実施だったわけで、

お仕事をしながらの準備や移動時間などを

鑑みても明確にハードワークです。

 

あまつさえこの夏の猛暑。

 

試聴するだけで

心身ともに沈む…こともありますから、

登壇して発言する方々はどれほどか…

と想像します。

 

話を聞けることは決して

当たり前のことではないと

改めて感じます。

 

 

余談ですが、早稲田大学での

カルチュラルスタディーズ

高井さんがお話しされた 

夜のそら さん

 

 

数年前

【杉田水脈 お茶の水大学+検索】で

トップに表示されたnoteの筆者でした。

 

ヒットしたその記事に引き込まれ

アナログな私は

印刷して読んだことを思い出しました。

 

高井さんと夜のそらさんが繋がっていた…

 

不思議はなく

むしろ妙にしっくりきましたが、

すこしふわふわした気分にもなりました。

 

夜のそらさんの思いが込められた

その記事は両面印刷で13ページ

 

残していたものを手にしてみて

一層の重みを感じています。

 

 

 

さて、私は26日は参加できませんが、

9月29日(金)19時~は待ちに待った

高井さんと清水晶子さんの講座

 

『フェミニズムとアイデンティティの政治』

 

 

対面とオンラインのハイブリッド開催です。

アーカイブもあります。

 

ここでは昨年のように

「た・の・し・い」と

顔に文字が浮き出ている高井さんに

会えるかもとワクワク2割増しです。

 

★オンライン受講は→https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1277345.html

 

 

昨年12月の

高井さんと清水晶子さんによる講座

『フェミニズムとトランスジェンダー』

忘れ得ません。

 

清水晶子さんご自身が私と同じ

ガチのシス・バイナリー

(性同一性に揺るぎも疑いもない)

ということもあってか

 

幼少時代のお話ひとつとっても

「わかるー!」とワクワクしたり

非常にたのしい時間でした。

 

あの時、

高井さんがポソッと口にされた一言

「性別なんか無くなればいいのに」

まだまだドキリとしていました。

 

・Xジェンダー

・ノンバイナリー

(トランスジェンダー・ノンバイナリー)

・クエスチョニング

・ジェンダークイア

 

 

高井さんの存在に感化されるにつれ

知りたい欲が高まっていましたが

ガチのシス・バイナリーの私には

 

知識も想像力も

当時まだまだ足りていませんでした。

 

 

今は…と言うと、ふと

「あ、こういうことか?」

「なるほど」

感じる瞬間が出てくるようになりました。

 

 

私は変わらずシス・バイナリーですが

性的指向を考えた時、

ジェンダーは大いに自分事になり得ます。

 

考えたこともなかった!と思う人にとっても

実はこのことはあまねく

自分事になり得ると思っています。

 

私たちはすでに

多様な性のなかにあるのだから

やはり他人事にはなり得ないと説明できます。

 

 

 

 

 

個人的なことですが、

昨年12月当時の私は

精神的にヨボヨボに弱っていて、

 

お二人のあの講座のワクワクがなければ

ヨボヨボで年越ししていたこと必至です。

今だってヨボヨボやったかも!

 

 

お二人にはひろーく感謝してやみません。

そして、ヨボヨボでも奮い立って視聴した

自分よ、ありがとう!

 

顔を上げて歩く

 

 

 

 

 

 

 

清水さんは

フェミニズムは面白いものとおっしゃいます

 

“女性”というのが、

持って生まれたときの

染色体や外性器の形で決まるとか…

フェミニズムはそんな

つまらない話をしてはこなかった。

 

 

ジェンダーの制度を語る上で

想像力も思考力もないところで

止まってしまっている現状を憂いています。

いや、「憂」じゃなくて「怒」

 

 

 

「性別が染色体だけで決まるとは思えない」

 

…と、

私が発言するのと

アカデミアの人が発言するのと

受け止められ方に差が生じます。

 

 

「染色体だけで性別はわからんよ?」

 

私の頭の中でいくら積み上げられたとて、

思わず口にしてみると

 

「え…!?」

(気まずい雰囲気、沈黙)

 

口ほどにものを言う戸惑いの目を

静かに受け止めたまま…

説明もできなかった失敗があります。

 

挙句の果てには

「なんで染色体だけで決まると思う?」と

尋ねたくなったり

(スンデのところで我慢、訊かない)

 

「科学者みたいなこと言わなきゃよかった」

と自爆した未熟な私です。

 

 

以前、ブログでもお伝えした

ドキュメンタリー映画『最も危険な年』では

 

研究者のデータに基づいた

「性別が染色体だけでは決まらない」ことが

研究者の口から伝えられるシーンがあります

 

私が発言すると逆効果だから

伝達力を鍛錬しきるまでお口チャック(昭和)

 

そっと

『トランスジェンダー入門』を手渡す

(常時携帯!?)

 

 

医学的見地にもご興味がある方は、

是非とも観て欲しい映画です。

 

 

 

【みんなでなくそうトランスヘイト】

 

という公式LINEに登録すると

トランスジェンダーに関する

映画、書籍、イベントなど

いろいろな情報が得られます。

 

『最も危険な年』のアンコール上映予定も

今後また受け取られると思います。

 

 

上記公式LINEの管理先はこちら

【はじめてのトランスジェンダー】

https://trans101.jp/2022/05/26/line/

 

 

 

 

新書『トランスジェンダー入門』

お話にもどります。

第6章は『男性学・フェミニズム』です。

 

周司さんの著作

『トランスジェンダー男性学』を読み

自分のフェミニズムへの関心がさらに

高まった気がしています。

 

 

で、だ。

フェミニズム雑誌『エトセトラ10号』

(11月発売)の特集は『男性学』

 

編集は周司あきらさんですー。

面白いに決まってる。

https://ichbleibemitdir.wixsite.com/trans/post/etc_danseigaku

 

 

 

癒しが必要

 

 

 

 

すっかり私事ですが

先日、『芸術療法』

(アートセラピー)講座を終えました。

 

 

ユング心理学をベースににした

芸術療法(アートセラピー)の

 

理論を学びつつ実技を習得した昨年と

今年は自己分析と心理療法について

それぞれ半年をかけて学びました。

 

 

卒業を果たしたところで、

もう一歩の課題の考査を受けるべく

「ペルソナ」について振り返りながら小論文

 

がっつり煮詰まってました。

 

ブログ書きたいなと思い立って

ええいっと仕上げて提出!

やればできる、私。

 

 

心理学上の「ペルソナ」というのは

対外的な自分を成す仮面の姿です。

 

他人向けの多様な自作キャラクターと

考えると当然

複数ペルソナを持っている人が殆どと

考えられるでしょう。

 

 

私の場合、ざっと

ワタシ・娘・妹・妻・母・嫁・ママ友…など

 

ビジネスネームの汐見彩も

ペルソナと言えるかもしれません。

 

ペルソナによって守られる自分もいるけれど

外部からの期待で生じた見えざる仮面と

素の自分との間では

葛藤が生じることがしばしばあります。

(はい、はーい!…挙手)

 

 

ブレない信念をもつ高井さん、

のみならず研究者達には

 

不要なペルソナなんてない…

のかもしれないな…と若干こじつけで

“推し”らしい憧憬を向けてみたりする。

 

 

 

 

子どもの頃の私は

誰かがイチャモンつけて来ようもんなら

即刻「なんだとー!」と闘志を剥き出しに…

 

ある意味

絶大なる自己信頼と無頼感がありました。

 

学校という小さな社会で揉まれるうちに

「沈黙は金」とばかりに

控えめになるに連れ自己信頼も

次第に薄れていったように感じます。

 

 

そうやって生み出されたペルソナに

守ってもらっている側面も

もちろんあるのですが…。

 

 

 

昨年、

LGBTQのことについての相手の意見に

久方ぶりに「はぁ?(with若干いらつき)」

となったとき、

 

冷静にディベートすべく言葉を発するほど

冷静さを欠いていった苦い経験があります

黒歴史。

 

苦い経験だけれども、

あれは私の本気だったし…

よしとしようと思います。

否、思おうと今でも努力していますw 

 

 

普段、モヤッと来ても

例えはらわた煮えくりかえっても

 

大概は 奥義「笑って誤魔化す」からの

「顔では笑みをたたえつつ心で中指立てる」

で終わるのですが…。

 

 

これも多分ペルソナです。

(小論文、再提出の予感)

 

 

子たち(ってか恒例真ん中っ子)とは

今日も仲良く口喧嘩しまくりだった…

めちゃくちゃ大切な相手だからだよぅ!

ということにしとこう。

 

ここでこそ沈黙は金の精神。

 

 

 

そうそう、「ペルソナ」の概念を交えて

風刺的に寓話的に描いている

面白い映画があります。

『カラー・オブ・ハート』

(ゲイリー・ロス監督 1998年)です。

 

見えざる仮面を脱ぎ捨てることによって

映画の中の人物たちは

文字通り色彩を帯びていきます。

 

 

あ、これ以上は言うまい…(ネタバレ禁止)

 

言えるとしたら、

主演トビー・マグワイアの変貌っぷりは

スパイダーマンを彷彿とさせる…。

(いらん情報)

 

 

彩り カラー・オブ・ライフ

私がLGBTQと呼ばれる人たち専門で

パートナー探しをしている相談所に届く

メールのアカウント名が

 irodori.coloroflife です。

 

求める人にとってのパートナーの存在は

人生の彩りになるのでは?

 

数少ない自身の経験をふまえ

つけた相談所の名前が、

小論文を綴ることに少なからず

エンパワメントになっています。

 

 

ちなみに、

この講座の最終日のワークで

「汐見さんの上品さが素敵…」と

同期数名から“お褒め”いただきました。

 

心の中で中指立てる私が、ですよ。

お上品だとよ。

どえらい仮面をかぶってたもんだ!

 

と、恐縮しつつ

今回は突き返さなかったです

 

「それもきっと私の中の真実なのだ」と

信頼する同期達の言葉を受け取りました。

 

 

せめてもと、扇風機のON/ OFFを

足指で押すのをやめております。

 

 

 

 

 

今年は 

もち米半付きびして、あんこ炊いて

おはぎ をつくる

心の余裕がありませんでした

 

 

でもしっかり買って食べました

 

NO OHAGI, NO SHUBUN.

(秋分=autumnal equinoxだって)

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました✨

 

 

群生すると野趣あふれる萩ちゃん