2023年プライド月間におもうこと & 裁判を傍聴 | LGBTQ+ALLYになった 汐見彩のブログ

LGBTQ+ ALLYになった

(エルジービーティーキュープラスアライ)

彩(サイ)のブログへようお越し!

 

※ALLY=性の多様性に寄り添うこと

寄り添っていこうとする人

 

 

 

 

 

ひさびさの美容院にて

 

「安田成美にしてください!」

 

 

 

 

 

 

大きく出た汐見です

 

 

 

 

あれは20代前半…いや20代半ばでしたか

 

 

放置していた引っ詰め髪が

いたずらに伸びまくっていました

 

 

 

 

ケープをまとい

てるてる坊主スタイルになるや否や

担当の美容師さんに

 

 

「おまかせで!」

 

 

言うた結果のパパパパ○フィ

(伏字意味なし)

 

 

 

 

その次に行ったら

 

シンニード・オコナー風はどう?」

 

 

って提案されたんでした

(要は坊主頭)

 

 

ど、どう? って…

 

 

 

 

おすすめされた理由は

 

「頭の形がキレイ✨」

 

 

お、おぉ…ありがとう

 

 

 

 

当時、普通の会社員だった私は

 

「来客にお茶出しするねん、却下〜」

 

 

即答しました

 

 

 

 

坊主頭になるか否かはさておき

 

 

自分の中の“普通”の価値観

時代もあろうけれど

枠が極狭だったと感じます

 

 

 

時は流れ

20年以上ぶりにパーマをかけた母の姿に

子達はもれなくハッとして同じセリフ

 

 

「誰かと思った〜!」

 

 

 

 

 

数日が経って末っ子…

 

 

「似合ってるよ。

 でも…

 まっすぐで前髪長くて

 かっこいい時のが一番好き!」

 

 

と伝えてくれました 泣き笑い

 

 

 

棚の奥から出てきた

お気に入りのかんざしを再び使いたい

 

 

どうせ髪を伸ばすのならば

いろいろなスタイルを愉しんでから…

 

 

そう考え至っておりましたが

早々にギブです

 

 

 

暑いしなんかもう重い

(毛量パネー)

 

 

大好きなダメージジーンズ姿が

とんとふさわない気がするのもある

 

 

 

冒険を終え原点回帰予定です

 

 

 

 

幼馴染だけが

 

 

どっからみても安田成美💕

 

 

 

悔いなーし!

 

 

 

 

 

 

 

 

閑話休題

 

 

去る6月21日

第5回目の『マリフォー国会』

会期が開催されていました

 

 

マリフォーとは

結婚の自由を全ての人に訴訟

についての情報発信をしている

 

Marriage For All Japan です

 

 

日本のLawmakerである議員、

原告及び控訴人、

原告弁護団員が会し思いを述べます

 

 

 

 

 

「他人のまま人生を終えたくない

 政治的イデオロギーの話でなく

 生活や命の話です」

 

 

原告(控訴人)の言葉には

いつも胸がぎゅーっとなります

 

 

 

「(地方の議員としての経歴の中で)

  当初はLGBTQ+と言われる人たちの

 苦しさを知らなかった、

 知ったからには答えはひとつ…」

 

 

忌憚のない負の経験談をふまえつつ

同性婚の法制化を

全面支援したいとする決意も

複数議員の口から告げられていました

(与党の議員からも)

 

 

 

党を超越した結束、

イデオロギーの話ではない

生活や命に即した話

 

愛する人と家族になりたいという

ささやかな願いが真ん中にあってこそ…

 

 

 

 

 

 

私の脳裏にも幾度も貼り出される

「もう待ったなーし」の横断幕

 

 

議員が熱く語る姿は頼もしいけれど

 

毎度

「おっしゃ、顔覚えたぜ!」と思ったり

 

 

 

「ほんとに?ほんとにほんと?」

 

という気持ちが全然ない…

わけではないです

 

 

 

 

 

読んでくださっている方達の多くは

少なからずLGBTQ+をめぐる問題に

関心を寄せていらっしゃることでしょう

 

 

 

そして

きっと耳にされたり

目にされたりしたかと思います

 

 

LGBT理解増進法

 

 

 

国会中継でLGBTQ+の人々を含む

 “すべての人々” の幸福ため

渾身の力を込めて法案審議に

挑み続けている議員の姿がありました

 

 

昨日今日のことではありません

 

 

 

けれども

性的マイノリティの人権について

話し合われるはずの場で

そのことがなされぬまま

 

本来の意義からかけ離れた内容で

採決され6月23日に施行されます

 

性的マイノリティとための法案は

マイノリティの困難・苦悩を

マジョリティが知り

そして寄り添うためのもの…のはずでした

 

施行された本法では

マジョリティの安心に

寄り添い配慮することを

マイノリティに求めている

 

まるでマジョリティのためのよう…

 

 

 

 

 

第5回のマリフォー国会では

このことにも触れられていました

 

 

 

みなさん渾身の思いを伝え合っています

核心は「国民が幸せになるためのお話」

 

 

 

 

力強い言葉もありつつ

ほっこりする場面もたくさんでした

 

 

 

私的 ほっこり最上級は

大阪原告・坂田さんちの

10ヶ月のベイビー ハイハイ

 

参加者たちの多くが

ニンマリほっこりせずには

いられない様子でした花

 

 

 

 

 

 

ちょっと話が逸れるのですが

(初めて余談するみたいな言い様)

 

 

私の子どもたちが赤子の頃、

出先では物言わぬ雄弁な「ジロリ」

身を固くするシーンが多からず少なからず…

 

 

里帰り出産後の帰宅で利用した

飛行機 飛行機 のビジネスクラスの席

 

子を泣かせないためには…と

広い席でスムーズに授乳するがよい!

 

私の中では三方ヨシの正義でした

 

エコノミーだと授乳中に

子どもの脚がびよよ~んと

お隣の席に侵入しないとも限らない!

 

 

 

駄菓子お団子菓子ペロペロキャンディー

(だが、しかし)

 

 

後々になってですが、

子ども連れは

「運賃の高い席」の利用を遠慮すべき!

 

という考えに触れ愕然としましたガーン

 

 

 

子どもと乗った

新幹線新幹線のグリーン車内でも

周りの人は迷惑だと思っていたの?とか…

 

 

 

しばらくは周りの目が怖くなって

目的地まで赤子をあやしながら

車両の連結部で過ごした…

 

そんなチキンな時代もありました

 

 

バカバカ!

(ほんとバカ)

 

 

 

 

 

で、だ

気のせいかもしれないけれど

 

子どもやベビーカーに冷ややか一味

概して「背広のオッサン」ばかり…!?

(きっと偏見です バカバカ!)

 

 

子どもの言動に目を細める

「背広の男性」の姿に安堵を感じるのは

あの頃のビビりの記憶の影響?

 

 

まだあの頃のガビーン無気力という感覚や

ビクビク煽りは拭い去れてないのかなぁ

なんてことも思いながら 

 

 

会場内の「背広の男性」の

“ほっこりっぷり” を見ていましたにっこり

 

 

 

赤ちゃんのおしゃべりなんて

きゃわゆい以上でも以下でもない

 

赤子の存在は希望そのもの…

 

 

 

 

 

私は真面目に生きてきた自負があるものの

出来ることなら

ずーっとふざけていたい質かなと感じます

 

 

すっとこどっこいな私をも

 

二度見&ガン見させる不平等、

ふざけていられない差別の現実、

 

そのひとつがLGBTQ+および

同性婚の法制化をめぐる問題です

(結婚の自由をすべての人に 訴訟)

 

 

勉強は得意ではないけれど

訴訟のことをもっと知りたいと思い

ムズい訴訟関係の書類を

おもむろにひとり音読してみたり…

 

 

すると

古典の授業さながらの棒読みになったりも真顔

 

 

「いーーーーーーっ」となったらば

『こいつら100%伝説』(岡田あ〜みん)を

合間に読んだりしてバランスを保ちます

 

脳内の中和と均衡を図るというわけです

 

 

 

でだな、

岡田あーみんの素晴らしさはだな

 

 

フツフツと沸き立つ脳汁が

耳からこぼれ出しそうな頭をリセットする

 

と同時に

 

月刊誌【りぼん】に同作品が掲載されていた

我が中学生時代

そう、童心に戻れてしまうところなんだ泣くうさぎ

 

 

一粒で二度美味しい

 

 

因みに小中学生の頃の私は

【りぼん】派でもあり

当時はわりとレアな【ちゃお】派でもあり…

 

 

 

この話、いらん?

 

 

 

 

 

 

 

 

6月21日マリフォー国会

Youtube同時配信アーカイブ

 

字幕はもちろんのこと同時通訳もあります

 

 

 

2時間超ありますが

 

「校長先生、また話長い」

 

みたいなことはなかろうかと思います

 

 

 

あ〜みん要らずです

 

 

 

 

 

 

ま、何と言っても

(まだ続けるのか)

 

賢人らはユーモアもスマート!

 

『小籔・兵動おしゃべり一本勝負』

 

とも違うスマートさ

 

 

 

 

憲法学者・木村草太さんによる

『結婚の自由をすべての人に訴訟

     憲法解釈学からの分析』

 

 

 

むずかしい判決の内容を

「スムージーから苺を取り出して…」

なんて風にも解説されていますいちご

 

 

これまで

地裁の判決文や活動家による記事などを

たーんと読んでいる人も

 

これから

訴訟のことを知りたい!と思っている人も

 

 

「なーるほどー!」

 

 

流れや論点をぎゅっとつかむことのできる

興味深い解説だと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

閑話休題②

 

 

 

3人の子を育てている身としては

この国で子どもを育てていくのが怖い…

そう思わざるを得ない場面が

今の日本には残念ながら多々あります

 

 

 

結婚の自由をすべての人に 訴訟 

についてもそうです

 

 

 

あまつさえ理解増進法とは名ばかりの

LGBT理解増進法

 

 

 

原告及び控訴人の方が

 

 

「でも希望は持ってるイエローハーツ

 

 

とつぶやいておられ…

 

 

愛あるパワー満載飛び出すハートのこの言葉に

私は自分の心の弱さを改めて感じました

 

 

 

市井の人間が

仕事をしながら国を相手にたたかうことの

すさまじさを思わずにはいられません

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

6月23日 本日の午前中

結婚の自由をすべての人に 訴訟

東京一次の控訴審

第1回を傍聴してきました

 

 

 

率直に裁判長(と呼びます?真ん中の人)

の印象から述べたいと思うのですが

 

その威勢の良さ

私はちょっと面くらいました

 

 

 

 

地裁では

昨年11月の東京一次の判決を傍聴しました

 

 

そこでの裁判長の印象は

淡々とやや早口で判決文を読み上げる

想像の範囲内というものでした

 

 

 

今回 高裁の裁判長は…

希望的観測に過ぎませんが

 

心が一瞬小躍りするような

びっくり加減とでも言いましょうか

 

子ども目線で教育熱心な

学校の先生のようだな…と感じました

 

 

審議を終えてのち

今後の論点・争点について

わかりやすく話す口調も印象的でした

 

早々よりはやい判決期日を迎えるかもしれません

 

 

また、

これは私の無知かもしれませんが

 

 

「この場で次回期日を決めるの!?」

 

 

裁判長にうながされ

一斉にスケジュールを確認する皆さんの姿を

おどろきをもって見ていました あんぐり

 

 

 

というわけでその場で決まった

控訴審 第2回期日

10月31日(火)10:30〜

 

です!

 

 

 

 

 

 

お話が前後します

 

今回は控訴人2名の意見陳述がありました

(弁護人2名も←素晴らし過ぎ泣くうさぎ

 

弁護団は

地裁でも繰り返し示されてきた

『婚姻とは別の制度』という考えについて

 

LGBTQ+と呼ばれる人たちを

いかに傷つける提示であるか

を述べるとともに

 

求めるのは平等である

という姿勢を強く表していました

 

 

控訴人にとって

法廷のど真ん中に立って

裁判官と対峙した形で話をする

 

それだけでも

相当なパワーを要することだと感じます

 

それ以前にも

ひとりその文章を綴りながら

胸に去来する思いと向き合い

どれほどの涙を流されたかと想像します

 

 

つらかった体験を

つまびらかに思い出す作業に

慣れることは決してないと思います

 

 

「希望をもって」

 

 

この場に立っているお二人ですが

控訴人のおひとりが

お子さんとの経験を述べられるとき

終ぞ言葉に詰まった様子…

 

ただの傍聴人である私にさえも

抑えていた悔しさや怒り涙が溢れてきました

 

 

傍聴者として

隅っこでエールを送るしかできない私は

懸命にたたかう人達の姿に勇気づけられます

 

 

決してたたかいたいわけではない

ということも痛いほど伝わってきます

 

 

 

希望しか求めません

 

 

 

 

今後の控訴審を

私もできる形で応援したいと思います 看板持ち

 

 

 

 

 

 

 

さーて♪

 

6月プライド月間は続きます🌈

 

今年はトランス・フラッグも🏳️‍⚧️

 

 

「角度もばっちり!」

写真を撮るべく意気揚々とドアをしめてびっくり

 

 

挟まってるやん…

 

今気付くて、

なんぼほど外出してないねん…

 

 

 

 

 

 

「公園行ってくるー!」

 

毎日お外遊びの末っ子をはじめ

成長した我が子たちの友達が

家に来ることは殆どなくなりました

 

 

然るべき時に話し相手になれたら…と

ペタッと貼ったレインボーステッカー

それから

レインボーフラッグを覚えているかな…

 

 

 

 

 

 

「この旗…なんだろう?」

 

玄関まで荷物持ってきてくれる

LGBTQ+のことをよく知らない

配達員さん達の心に

一石を投じられたりなんかしたら…

幸運だし嬉しいです

 

 

 

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました♪

 

 

 

 

 

友人から贈られた紫陽花💠

その名はマジカル・レボリューション