「灰の花」2013.3.11
ひとつのものと、無限なるものUnendlich。
ある時、ある瞬間にそれらは無化されたvernichtung。
失われた日常Alltagkichkeit。
言葉は影だけを残す。
いたこと―。
以前と以後とに切り裂かれた生。
此岸と彼岸とに切り裂かれた記憶。
―いなかったこと。
目は何も映さず、耳は何も聞き入れず、匂いはもはや届かない。
神経は失われた。
そして立ち尽くす、誰のためでもなく、何のためでもなくfür niemand und nichts。
世界に対する聾唖の経験。
夜、全き闇、そして開かれLichtung。
その中で二人は抱き合う。
目をつむって、口いっぱいに沈黙を含んで。
そして呼吸をしよう。
少しずつ、少しずつ、私ichを回収するようにichen。
光Lichtの到来を待ちながら。