
今回もカナダのバンド第2弾という事で、MODERNETTES(モダネッツ)を紹介します。
こちらも、前回のPOINTED STICKSと同時期に活動した、いわゆる「パンク・パワーポップ系」のバンドで、そのサウンド・クオリティにおいても、双璧を成すと言っても過言ではない存在です。
それもそのはず、実は、POINTED STICKSのメンバーの何人かは、元々このバンドのフロントマンのBuck Cherryと一緒にバンドをやっていたのです。
ところが、知らない内にメンバーをPOINTED STICKSに引き抜かれていた事を知った彼は、ショックのあまり、手首を切って自殺未遂を図ります。
しかし、結果的にその出来事が彼を奮い立たせ、「彼らよりもすごいバンドを創って、見返してやろう」という気になったのが、MODERNETTES結成のきっかけだったそうです。

でも、僕らファンの立場からすると、結果的にそれによってこんな素晴らしいバンドが2つも誕生したのだから、喜ぶべきですね。
彼らの音を初めて聴いたのは、多分2、3年前だと思うけど、そりゃあもう衝撃でした。
その前から存在は知っていたんだけど、オリジナル盤はもう既に超プレミアで、市場には出てこないし、
数年前に出た編集盤のCDもプレミア状態。 正に幻のバンドでした。
ようやく、そのCDが再発された時、ちょうど新宿のディスクユニオンに行ったんだけど、びっくりしたのが、こんなマイナーなバンドのCDが、平積みされていた事。
まあ、パンク系の専門店だから、普通のショップとは違うんだけど、それにしても20年以上前のバンドのCDが平積みである。まるで新譜扱いだ。
それだけ、みんな待っていたんだろうと思った。
素晴らしい音楽に新しいも古いもない。そう改めて感じた瞬間でした。
その時ちょうど、店内でもアルバムがかかっていて、その時初めて聴いたんだけど、ブッ飛びました。
「これマジで、25年前の音か?」・・・ほんとにそう思いました。
今聴いてもまったく違和感のない、洗練されたポップ感、瑞々しいメロディセンス。
知らない人に、「最近のバンド」といって聴かせても、わからないだろう。
予想以上に素晴らしいバンドだったMODERNETTES・・・世の中にはまだまだ、知られざる素晴らしい音楽がある、表に出てくるものだけではないという事を改めて教えてくれた出会いでした。

BARBRA (1980)
509 (1980)









