さんざん悩んで、こんなタイトルですいません・・・ネタ古っ・・・。



今回は、先週の週末にたまたま観た2本の映画を紹介します。


別に、「観よう」と思って観た訳ではなく、たまたまテレビのチャンネルを変えていたらやっていた・・・だから観た。


しかも、ガッツリ観ていた訳でもなく、つけっぱなしにしておいて、他の事をしながら、チラ観していた程度だ。


しかし、観ている内に、作品の世界に引き込まれていき、気づいたら最後までガッツリ観ていた・・・みたいな。


しかも、面白い事に、偶然にもどちらの映画も、「 ”普通の人間” が、成り上がって上流社会の人間になり、権力を手にし、その権力を間違った方向に使い、やがては自分、もしくは自分を取り巻く環境をも滅ぼしてしまう・・・」・・・といった、

”栄光と腐敗” の話だった。



ちなみに自分は、普段から映画館に通ったり、レンタルDVDを借りるような映画フリークではない。


むしろ、よっぽど観たいのでなければ映画館には行かないし、借りてまで観たい映画などほとんどない。


・・・と言うか、レンタルは返しにいくのがめんどくさい・・・ってのが、一番の理由だな・・・。


大体、今はBSやCS放送で一日に何本も映画をやっているので、それで充分だ。


それに自分は、最近のCG全開の映画や、派手なだけのハリウッド映画にはあまり興味がなく、わりと古めの映画が好きなので、そっちを観るので手一杯である。


・・・と言う事で、”映画フリーク” ではないが、映画は好きで、何気に結構観ていると思う。




そういう訳で、今まで観た映画はほとんどがテレビで ”たまたま” やっていた映画である。


しかも、何か他の事をしながら観ていて、その内に何となく映画に集中していて、気づいたらガッツリ観ていた、

”~ながら映画鑑賞” ・・・ってパターンが圧倒的に多いと思う。


でも、自分にとっては音楽や人との出逢いと同じで、映画もまた一つの ”出逢い” だと思うので、「観よう」と思って観るのではなく、「たまたまやっていたのを観た」・・・ってのに、ある種の ”運命” みたいなものを感じる。


何と言うか、「今これを観るべき」・・・みたいなね・・・うまく言えませんが、まあそんな感じです・・・(わかりにくい)。





で、前置きが長くなりすぎたが、1本目に観たのが、「2001年宇宙の旅」、「シャイニング」といった映画で有名な、今は亡きスタンリー・キューブリック監督の、1975年公開の「バリー・リンドン」という映画。


なにしろ、最初の内は ”~ながら鑑賞” だったので、細かい内容は憶えていない・・・なので、大まかなあらすじを転載します・・・

「18世紀ヨーロッパの成り上がり貴族バリー・リンドンの恋と野心、決闘と詐欺の半生を、徹底したリアリズムの手法で描いたキューブリックの大河ロマン作品。」


・・・まあ、これだけではよくわからんと思うが、要するに、ひとりの男の出世と転落を、キューブリック特有の

ブラックで、シニカルな視点で描いた作品・・・と言った所です。


彼の作品を観た事がある人なら何となく解るかもしれないが、例によって映画は、皮肉っぽいナレーションが

映画本編を客観的に批評しながら進んでいく・・・みたいな、いかにもイギリス映画って感じの、まわりくどい展開である。


しかも、内容は例によって、人間の暗部をさらけ出すような展開で、まるで、 ”もうひとりの自分” を見ている気分にさせられる・・・。


しかも、3時間以上もあるという、まわりくどさ・・・(途中に1分間の休憩あり)。




自分は、この人の作品は、「時計じかけのオレンジ」や「フルメタル・ジャケット」なんかを観たが、はっきり言って、

どれもすさまじく ”救いようのない” 話で、正直、見た後に ”鬱(うつ)” な気分になる映画だ。


”何回も観たい”・・・というような映画ではない・・・むしろ、苦手な人が多いだろう。


しかし、映画と言うのは、何も ”ハッピーエンド” が全てではなく、こういった ”救いようのない” 話もまた、

あって然るべきなのだ。


はっきり言って、上の2つの作品などは ”賛否両論” どころか、誰が見ても嫌悪感を催すシーンも満載だが、

しかし、所詮 ”映画” である。


我々が暮らす ”現実世界” の方が、よっぽど狂っていて、こんな映画よりひどい行為が蔓延しているだろ?

・・・そんな事を感じるし、キューブリックもまた、そう訴えているようにも感じる。


そう考えれば、彼の映画など可愛いもんで、残虐描写であっても、どこかコミカルに演出してあって、充分エンターテイメントとして機能していると思う。




そういう意味で、今回観た「バリー・リンドン」も、そう何回も観たい映画ではないし、ストーリーに100%共感する事はできないが、観た後に確実に自分の中に ”何か” を残す映画だったと思うし、単なる娯楽を越えた、映画本来の面白さ・・・映像やセットや衣装の美しさ・・・それだけでも観る価値のある映画だったと思う。




・・・で、キューブリックの映画と言うのは、やはり、音楽の世界にも多大な影響を与えていて、まあそれは彼に限った事ではなく、”映画と音楽” と言うのは、互いに影響を与え合っているものなのだが、有名な所では、

DAVID BOWIE が、「2001年宇宙の旅」にインスパイアされて、" SPACE ODDITY " という名曲を創ったりしている。



で、それではあまりにも ”ベタ” なので、自分は、「時計じかけのオレンジ」に出てくる、主人公の少年が率いる不良グループの格好を真似た、”ドルーグ・スタイル” で有名なこいつらの曲をどうぞ・・・



" JOKER IN THE PACK "    THE ADICTS (1982)

http://jp.youtube.com/watch?v=l8vLsln5gqw


「時計じかけのオレンジ」という映画を初めて観た時は、衝撃的でした・・・。


映画自体の内容もさる事ながら、これが、1971年という時代に創られたという事・・・。


そして、暴力的でいて、スタイリッシュな映像センス。


同時期の、”アメリカン・ニュー・シネマ” と言われる作品よりも、10年先を行ってる映画だと思う。




ついでに、「フルメタル・ジャケット」のどうしようもなく、”陰鬱” な気分のラスト・シーンの後に流れるこの曲もいっときましょう・・・この、独特の ”暗さ” が、BEATLES にはない部分なんでしょうね・・・。


やはり、彼らは60年代が最高です・・・。




" PAINT IT BLACK "    THE ROLLING STONES (1966)

http://jp.youtube.com/watch?v=LbuRN63sG04&feature=related


う~む・・・ブライアン、かっこいい・・・・・・そういや、最近、例の「ブライアン・ジョーンズ・・・STONESを創った男」

・・・とかいう映画観たけど、なかなかよかったな・・・ブライアン役をやった男が普通にかっこよかった。




・・・と、言う事で、冒頭で ”2本紹介する”・・・みたいな流れでしたが、ちょっと長くなったので、もう1本の映画は

また次回紹介します・・・・・・COMING SOON !! (ほんまかい!)













自分が好きな、” ロックバンドがやる、レゲエ調の曲 ” ・・・と言えば、やっぱりこれです・・・。



" D' YER MAK ' ER "     LED ZEPPELIN (1973)

http://jp.youtube.com/watch?v=Y4vxAOUO4S4&feature=related


俺、この曲、めちゃくちゃ好きだ・・・・・・どのくらい好きかと言うと・・・・・・・・・


・・・・・・ローラ・チャンと同じくらい好きだ・・・(もう、ええっちゅうねん・・・)




彼らのアルバムはほとんど持っていたが、数年前に金に困って売ってしまって、しばらく聴いていなかった。


しかし、少し前に、MOTHERSHIP というタイトルの、彼らのベスト盤が出た。


この機会に聴きなおしてみるか・・・と思い、DVD付きの限定盤を購入。



2枚組の内のディスク1は、1stから4thアルバムまでの、一般的に有名な彼らの代表曲を集めた、

いわゆる、”元祖・ハード・ロック/へヴィ・メタル” ・・・と言われる時代・・・。


で、ディスク2の方が、アルバムで言うと、HOUSE OF THE HOLY (聖なる館)」以降の、

中期~後期の代表曲を集めたものだ。




昔、高校生くらいで初めて聴いた時は、正直言って、彼らの音楽を半分くらいしか理解していなかったように思う。


何故かと言うと、当時はメタルばっかり聴いていたので、「IRON MAIDEN の方が、かっこいいな・・・」

・・・くらいにしか思わなかった。


そう、当時の俺は、音楽に ” 疾走感 ” や ” 激しさ ” しか、求めていなかった。




しかし、それから10年以上経った今・・・・・・人間とは変わるものだ・・・。


今の俺には、ディスク2の中期以降の、彼らの音楽がとてもシックリくる。



いいかげん、このバンドを、”ハードロック云々” ・・・と言った、狭い範疇で語るのはそろそろやめにする時期だと思う。




しかし、こういったレゲエ調の曲をやると、かえって、彼らの本質が浮かび上がってくるなと思った。


どんな曲をやっても、結局は、彼らの・・・LED ZEPPELIN の音楽・・・この4人でしかありえない音楽。



ゆえに、JOHN BONHAM 亡き後、LED ZEPPELIN というバンドは、残された音源と映像の中にしか存在しないのだ。


・・・・・・でも、それで充分だろ?


なあ、JOHN ・・・。








先日、音楽評論家やロック系クラブイベント "LONDON NITE (ロンドン・ナイト)" の主催者兼DJとして知られる、大貫憲章さんのやっているラジオ番組、” ロンナイ ” にて、「カバーソングで聴く、BOB MARLEY 」・・・みたいな企画をやっていた。


早い話が、「レゲエの神様、BOB MARLEY の曲をカバーしたミュージシャンの曲を聴いてみよう」・・・という事だ。


この企画、ゲストで来ていた、ロンドン・ナイトDJの人の選曲で構成されていたんだけど、実はこの企画って、

偶然にも自分が先日、番組宛に送ったメールとシンクロする内容だった。


自分が送ったメールの内容は、「夏と言えばレゲエ・・・BOB MARLEY のような本格的なレゲエもいいけど、

ロックバンドがやるレゲエ調の曲を特集して欲しい・・・」・・・みたいな感じで、まあ、正直な所、その時の気分でなんとなく送った内容だった。


で、しばらくして番組名義で、大貫さん本人から返事が返ってきた。


その内容は、自分が番組が終わってすぐにメールを送った事に対して、「君みたいにすぐに反応してくれるリスナーは、今ではほとんどいなくなっちゃったんだよね・・・」・・・みたいな事と、「企画は参考にさせてもらいます」・・・

みたいな内容だった。


この事自体は、実は初めてではなく、以前に携帯からアメブロをやっていた時にも書いた事があるんだけど、

何度かメールを読まれたり、リクエストが採用されたりした事があった。


まあ、全国ネットのラジオではないので、競争率はそれ程でもないんだけど、番組で紹介されなくても、こうやって毎回ではないが、メールの返事をくれる大貫さん・・・。


・・・まさしく、パンク・ロックではないが、”DIY (Do It Yourself)精神” を地で行く、ナイスな人だ。


で、自分の送った企画は、結局実現はしなかったのだが、結果的に、今回のBOB MARLEY の企画が偶然にも近い内容だったのでよかったし、何より嬉しかったのが、大貫さんが番組中に「そう言えば、前にロックなレゲエを特集して欲しいってメールがきてたけど、今回のテーマにピッタリだね~・・・ちょっとそのメール今日持ってくるの忘れたけど・・・」・・・って言ってくれたのだ。


それ聴いた瞬間、「それ、俺やん!!∑(゚Д゚)」・・・と思ったのも束の間、「忘れたんかい!」・・・と突っ込んだのは言うまでもない・・・ガックシ。




まあ、何はともあれ、その時のセットリストを聴いてもらうが、まずはBOB MARLEY のオリジナルを・・・


" REDEMPTION SONG "    BOB MARLEY AND THE WAILERS (1980)

http://jp.youtube.com/watch?v=p7pAvbjChQM&feature=related


ちなみにREDEMPTION とは、”救い” ”解放” などの意味があるそうです。


ちなみに、自分はレゲエというジャンルに特別思い入れがある訳ではないが、この人の音楽は初めて聴いた時から、とてもいいなと思った。


単純にメロディがすごく良いと思う。  ”レゲエ” とか、そういう先入観はなくして聴くべき音楽である。




続いては、今は亡き、元CLASH JOE STRUMMER によるカバーで、彼の遺作となったアルバムから・・・



" REDEMPTION SONG "    JOE STRUMMER AND THE MESCALEROS (2003)

http://jp.youtube.com/watch?v=TRwmZ2bp_B0&feature=related



ラジオで聴いた時もグッときたが、このビデオはヤバい・・・泣きそうになる・・・。


そして、今更ながらJOE STRUMMER という人のヴォーカリストとしての素晴らしさを痛感する。


これはオリジナルを越えたと言ってもいいんじゃないでしょうか。




そして、続いては、NO USE FOR A NAME というアメリカのパンク・バンドによる、パンキッシュなカバーです。



" REDEMPTION SONG "    NO USE FOR A NAME (2000)

http://jp.youtube.com/watch?v=gnEaMwQSbsQ


彼らは、90年代に盛り上がった、いわゆる ”メロコア・ブーム” の頃に活躍し、日本でも人気がありますが、

もう20年くらいのキャリアになる、”ベテラン” と言ってもいい存在です。


最近は、日本のパンク・バンドでも、やたらと何でもかんでもパンク・ヴァージョンでカバーするバンドが多いですが、彼らのこのカバーは、何と言うか、本当にこの曲が好きでカバーしている・・・自分達のルーツなんだ・・・みたいな感じがすごく伝わってくる、とても意味のある素晴らしいカバーだと思う。


こういうのは、原曲のメロディーの躍動感が際立ち、よりわかりやすくなっているので、BOB MARLEY を聴いた事ない人にも彼の曲の良さをわかってもらえると思う。




続いては、BLACK TRAIN JACK というバンドの " ONE LOVE " という曲のカバーだったんですが、この曲は映像がなかったので、割愛します。



そして、トリをかざるのは、以前に紹介した事もある、俺の中の ”No.1パンク・バンド” であるこいつらです・・・



" JOHNNY WAS "    STIFF LITTLE FINGERS (1979)

http://jp.youtube.com/watch?v=YA1WZI58nkM


これに関しては、もう何も言う事はないのだが、あえて言うならば、恐らく彼らの敬愛するCLASH が、いち早く

レゲエ・ソングをカバーしていたのに影響されての事だと思うが、CLASH がわりとストレートにカバーしていたのに対して、彼らは、あくまでロック的解釈でやっているという感じです。


というか、今回初めて原曲を聴いてみて、かなり違うのに驚いた。


これは、ほとんど歌詞だけ借りた別の曲と言ってもいい。


彼らの ”アレンジ能力” の高さを痛感しました。



今回色んなカバーを聴いてみて感じたのは、

やはり、「己のオリジナリティを確立してこそ、他人のカバーが生きてくる」・・・って感じですかね。


・・・そんな風に思っちゃいました。