なぜ「家づくりは、伝わらない」のか?(1) | 3Dマイホームデザイナーんとこの社長ブログ

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家づくりの打ち合わせで、こんな経験はないでしょうか。

「イメージと違った・・・」
「思っていたものと違う・・・」

設計者は伝えたつもりで、お客さんも理解したつもりだったのに、でき上がったものはどこかズレている。
この“ズレ”は、ずっと当たり前のように存在してきました。

原因はシンプルです。
空間は、言葉と図面では伝わらないからです。

平面図、立面図、パース。
どれも必要な情報ですが、「体験」にはなっていません。

人の認知は、「頭の中での想像」よりも「身体を伴った体験」に強く依存しています。

心理学や認知科学の分野では、人は情報を理解する際に、単なる「記号」や「言語」ではなく、「視覚」「空間」「身体感覚」を統合して認識することが知られており、教育分野では「体験型学習(Experiential Learning)」が理解度や記憶定着を高めるので、広く普及しています。

たとえば、
・実際に空間を歩いたときの距離感
・視線の高さによる圧迫感
・家具との位置関係

こうしたものは、訓練された人ならともかく、普通の人は図面や言葉だけでは容易に想像できません。

また、空間認識に関する研究では、人は2D情報よりも3D環境のほうが
理解スピード・判断精度ともに高くなることが報告されています。

空間認識に関する研究では、人はもともと三次元の世界を理解するようにできているため、二次元の情報を扱うときには、頭の中で変換が必要になることが知られています(Shepard & Metzler, 1971 / Ware, 2012 など)。

また、VRのような三次元環境は、こうした変換を減らし、空間の理解を助けることも報告されています(Makransky et al., 2019)。

繰り返しになりますが、図面を見るとき私たちは「平面 → 立体」を頭の中で変換しています。この見えない処理が、ズレや誤解の原因になります。

つまり、「説明された情報」よりも「体験した情報」のほうが、深く・正確に理解されるということです。

これはそのまま、家づくりにも当てはまります。
図面で見るのと、その空間に“いる”のとでは、得られる理解がまったく違う。
だからこそ、「イメージと違った」というズレが起きます。

平面図、立面図、パース。どれも必要な情報ですが、「体験」にはなっていません。
人は、体験してはじめて理解します。これは感覚的な話ではなく、人の認知の仕組みそのものです。

3DやVRで空間を見せたとき、お客さんの反応は明確に変わります。

「ここ、思ったより狭いですね」
「この高さ、ちょうどいい」

その場で気づき、その場で修正できる。
これは「説明」ではなく「体験」です。
https://www.megasoft.co.jp/vrsolution/

ちなみに、ここまでの話は「3DやVRがすごい」という話ではありません。

「伝わらなかったものが、伝わるようになる」

その変化が、家づくりそのものを変える可能性を大いに秘めている、ということです。


このnoteでは、
・なぜ家づくりは伝わらないのか
・どうすれば伝わるのか
・3DやAIで何が変わるのか

を、現場で見てきた視点から書いていきます。
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