8月末、「文化審議会によるローマ字表記の見直し;訓令式からヘボン式に」というニュースが流れました![]()
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その内容は<学校ではローマ字教育は訓令式綴り方を採用、ところが世の中一般ではヘボン式綴り方が用いられているので、そのギャップを考慮の上一本化を検討し、今後小学校ではヘボン式綴り方でローマ字を教えることになる>というものです
これまでどうして学校教育では訓令式の表記を採用しているのか疑問だったのですが、どちらを用いて表記すべきかもう悩む必要はないわけですね![]()
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訓令式とヘボン式の違いは……
例えば「私は寿司
をつまみお茶
を飲んだ」という文の場合
①訓令式では "Watasi wa susi wo tumami otya wo nonda."
②ヘボン式では "Watashi wa sushi wo tsumami ocha wo nonda."
となります。
①を声に出して読んでみるとなんか東北弁みたい(決して東北弁を蔑んで言ってるのではありませんよ!)
標準語のローマ字表記なら当然ヘボン式でしょ、と常々思っていたのですが、そこには複雑な歴史的背景があったようですね![]()
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日本におけるローマ字表記(Romanization)の流れを紐解いてみると・・・
(その前にローマ字の復習:そもそもローマ字とはギリシャ文字に端を発してラテン語の表記のためにローマ人達により整えられてきた文字で Roman alphabetともLatin alphabet とも言われる。中世以降ヨーロッパを中心にアジアの一部でも使われるようになる)
ローマ字が日本に入ってきたのは室町時代、ポルトガルの宣教師が日本語を理解するためにひいては布教のために日本語をローマ字で書き替えたのが最初。
その後、キリスト教が禁教となり宣教師達は処刑されたり追放されてなし崩し、
江戸時代に入ると鎖国政策のため唯一交易を許されたオランダ人がオランダ式のローマ字表記を考案、
その後、黒船が来航し明治維新となり開国されて以降は米国
英国
仏
ロシアの外国語が飛び交うようになり、オランダひいてはオランダ語は栄光の座を追われ![]()
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とはいえ、どの国もオランダ方式のローマ字表記を参考に日本語を読もうとしたようです。
一方、自国の言語でローマ字表記することに熱心だったのが米国![]()
米国人宣教師リギンズ氏はローマ字表記による和英辞典を開発し![]()
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その後、宣教師であり医師であるヘボン氏(James Curtis Hepburn )が改良を重ねてヘボン式ローマ字表記を定着させたのです![]()
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ここまでは全て、外国人が、漢字やかなやカタカナで書かれている日本語を読んだり理解するために考案した表記法の話
(いわば外国人による外国人のためのローマ字表記のこと)
一方、明治になりアルファベットにも慣れてきた日本人が、日本人のための日本人によるローマ字表記を作ろうと考えて編み出したのが日本式ローマ字表記・・・
あーあ、ここから葛藤![]()
が始まるのです?







